空っぽの瓶の中 、愛をひとつ。【 Yuta.J 】

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いつも通り学校が始まってしまって 。


そして今は昼休み．

勇太は来ない 。嫌われた？思わず頭が痛くなる．

そりゃ学年も違うわけで 、会いたいと互いが望まなければ会えるはずもない．


最近味を感じたのに、何も感じなくなる。

だから嫌なんだ 、誰かを好きになってしまうと、絶対辛いから 。


「 Aちゃんやーん！あれ？今日は1人？」

聞きなれない関西弁 。永瀬廉…

『 なに 、』


「 どうしたん、目ェ赤いやん」
顎を上げられて 、目の周りを親指でなぞられる．

また 、身体目当て？



『 触らないで 』

「 なあ、どうしたんって聞いてるんやけど」

綺麗な目で見つめられて、思わず目をそらす．

「 …いつもならこの辺で神宮寺勇太来るんやけどなぁ 、なんで今日はおらへんの？」

『 …… 』

「 …まあいーわ、今日は俺が一緒にメシ食うたるわ」

『 なんで 』

「 え、なんか寂しそうやし」

珍しく優しい？何を狙っているのか

「 神宮寺と喧嘩したん？」

『 は、してないし』

「 嘘くさいわぁ 、喧嘩したんやろ？」

いや 、関係無いじゃん 。


「 も〜 なんやねん！！はよ言わな襲う」

『 うるさい欲の塊チャラ野郎』

「 何やねん 」

『 気持ち悪い！！はよ女の所行って』

って言ってるのにもっと近づいてくる。


『 ちょっと 、近い…うわっ』

「 行かへんし 」

頰を両手で掴まれて 、嫌でも目が合う

『 何、離して』

「 俺様が心配してんのやで！？」

『 してないくせに 』

「あーもう、 なんやねん！そんなんやから神宮寺に捨てられるんやぞ」


図星すぎて 、もう



『 うるっさいなぁ！！



もう関わらないで 、どうせ身体目当てのクセにっ…』




永瀬廉を突き放した。


初めて見るような驚いた表情．

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