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貴方side
一週間後、例の舞踏会が行われた
いつもより派手なドレス…緊張する
それに何より、男女含めた大勢の人
ユ「…ねぇ」
貴『どうしたの？ユージン』
ユ「大丈夫…？」
貴『うーん…緊張はしてるわ？だけど、いっぱい練習してきたから多分大丈夫よ！』
ユ「そうじゃなくて…ずっとぼーっとしてる…」
貴『え？？…あぁ気にすることないわ、ありがとうユージン。ほらもうすぐ出番よ？』
私は…小さい頃から大勢の人だかりが苦手だった
ヴィクトールと出会う前から、私は大勢の人に酷いことをされた
でも、ハイネが助けてくれたおかげで私はここに…
なのに…
晴れないなんとも言えない気持ちは頭の中を駆け巡った
ユ「呼ばれたよ、行こう」
貴『う、うん…！』
私はユージンの歌声に合わせて演奏した
バイオリンは弦楽器だから、ちょっとだけ指が痛くなる
でもそれでも頑張って演奏した
「素晴らしい」「流石だ」などの声が飛び交う
貴『本日は、舞踏会にご参加いただき誠にありがとうございます。心ゆくまでごゆるりとお楽しみください。』
私はそう言って演奏を終わった
リ「ねぇねぇ、俺と1曲躍らない？？」
女1「喜んで！！！」
女2「えぇ〜？ずるい！！そのあと私と踊ってくださる？？」
リヒトやっぱり女の人にモテるな…
私はグラスを持ちながら見ていた
貴『父上、少し席を外させていただきます』
ヴィ「わかった…（ナマエ）」
立ち去ろうとする私にヴィクトールは声をかけた
ヴィ「大丈夫か？無理はするなよ？」
貴『…えぇ、ご心配ありがとうございます』
振り返らずに吐き捨てて去った
…部屋に戻ろう
いつまでたってもこんな調子じゃいつか爆発してしまう
リヴァ「浮かない顔だね？」
貴『リヴァーナ…じゃない！リヴァーロ？？どうして…？』
リヴァ「ほら、僕一応男だから正装にしないとって思って」
貴『そ、そうなの…』
リヴァ「…何かあった？？」
貴『…ううん、何も無いわ』
私は言葉を飲み込んだ
リヴァ「そうか、ならいいんだ…そうだ、さっきものすごく美味しそうなザッハトルテが並んでいたんだよ！！一緒に行こう！！」
そう言ってリヴァーロは私の手を強引に引いた
結局会場へ戻った私は
何もすることなく、ただグラスを持って1人黄昏ていた
？「ハイネ･ヴィトゲンシュタインさんでよろしくて？」
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ユリア(プロフ) - 琉兎様、コメントありがとうございます。新しい作品をお待ちしております😄 (7月8日 8時) (
レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - ユリアさん» コメントありがとうございます！！そう言ってくれて嬉しいです(*´˘`*)めちゃめちゃモチベ上がります！！ (7月7日 18時) (レス) id: 84654d9464 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 初めまして(^^♪お話読ませていただきました。とても刺激的なお話でした！ハイネとの関係、弟たちとの関係、ビィクトールとの関係、どれもバランス良く絡み合っていて読みやすかったです。これからも頑張ってください😊 (7月7日 11時) (レス) @page22 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - お久し振りです^^ (2021年6月28日 18時) (レス) id: 3c71f1d526 (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - 了解です！！ありがとうございます！！ (2020年8月20日 12時) (レス) id: 20f681a483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉兎 | 作成日時：2019年4月26日 14時
