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《貴方目線》
走っていた。
飛び出ている木の枝で足が傷ついても、
コートの裾や袖が破れても、
木の根っこに足を引っ掛けて転んでも、
気にせず、立ち上がり走り続けた。
―あぁ、やっと来たのね―
―やっと、楽になれるわね―
声が頭の中に響いた。
あぁ、そうだ。
私は、私は――――――――――
《??目線》
??「な、んで、私が……?」
鬼「だって、俺を作ったのは主、アンタでしょ?」
作った?
鬼「コレだよ、コレ」
鬼は私の身長の倍以上の刀身を持つ刀に目線をやる
鬼「俺はコイツの魂さ。姿はアンタの姿を貸してもらったよ」
どういう、こと?
私の作った刀のせいで、みんな死んじゃったの?
鬼「主さぁ、俺を使ってくれないからさ。だから俺、自分で自分を使っていろんなの斬ってみたんだぜ?」
私の、せい?
鬼「最初は野菜とか果物、その次は木、建物とか、そして――――――――人間」ニヤッ
不気味に笑うその顔は例え私の顔でも、まさしく鬼だった
鬼「人間ってさ、硬いようで脆いよな。斬る部分によって手ごたえが違うからさ、とっても楽しかったぜ?」
??「っ、何でこんな事するの!?」
鬼「何でって、この島から出て誰かの手に渡って何かを斬るために決まってんだろ。刀ってのは斬るために存在してるんだぜ?」
??「だけど、こんな、罪もない1人を………!!」
鬼「知るかよ。まぁ、茶番はここまでだ。主、アンタもここで殺してやるよ」
刀を構えて私に迫る
??「ッ!!」
鬼「じゃあな、幼き主。」
その言葉を最後に私は鬼に斬られた。
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阿修羅姫(プロフ) - *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2015年11月11日 19時) (レス) id: 861353f272 (このIDを非表示/違反報告)
ウツミ(プロフ) - 阿修羅姫さん» 阿修羅姫さん、コメントありがとうございます。はい、いいですよ(´∀`*) (2015年11月10日 23時) (レス) id: 937d8c9264 (このIDを非表示/違反報告)
阿修羅姫(プロフ) - あのウツミさんフレンドになってくれませんか? (2015年11月9日 17時) (レス) id: 861353f272 (このIDを非表示/違反報告)
ウツミ(プロフ) - 魔女&ボクッ娘のRUMIさん» 魔女&ボクッ娘のRUMIさん、コメントありがとうございます!!これからも楽しんでもらえるように更新頑張ります!! (2015年8月9日 22時) (レス) id: 937d8c9264 (このIDを非表示/違反報告)
魔女&ボクッ娘のRUMI - こんにちは!小説楽しみにしてます!ローがかっこよすぎるww!これからもがんばってください! (2015年7月29日 7時) (レス) id: e69ae90413 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウツミ | 作成日時:2015年3月4日 22時