episode 2 ページ2
「終わった……」
長い長いテスト期間がやっと終わって。
やっと遊べるー、なんて伸びをしていたら
「おー、A学校来てたんだ。」
っていう呑気な声が聞こえた。
声のする教室のドアを見やると、トビオ。
と、愉快な仲間達。
「お久しぶりです。トビオサン。」
態とらしく椅子の上に正座して頭を下げると、ドアからケラケラと笑う声が聞こえた。
「お前もたまには部活に顔出せや。」
「なんも活動してないでしょ。私あんまりパイセン得意じゃないし。」
凡下高OBの怪しい金持ちのパイセン。
面白いけれど、キャラが濃すぎてついていくのが大変。
だからあまり得意じゃない。
「気が向いたら行くよ」
って感じで適当にあしらったのはいいけれど、実際やることも無くて。
「……やっぱ今日行くかあ」
*
“フットサル部”と乱雑に書かれた紙の貼られたドアのノブに手を翳した時、雄叫びのような声が聞こえてきた。
「うわっ……？」
眉を顰めながら、静かにドアを開くと目の前にはパイセン。
と、伊佐美くん。
丁度こちらを向いていた伊佐美くんが気づいて、お？と言うと、釣られるように三人もこちらを向いて。
「おぉ〜！Aやないかィ！」
なんてパイセンがテンション高く絡んでくるのを「お久しぶりですね」とあしらう。
「やっぱり来たんだAちゃん。」
にこにことわらうのはマルくん。
「やる事無かったからね。みんな何してるの？」
テーブルに置かれたトランプを一瞥して、周りで楽しそうにする四人を見やる。
「それはなぁ！」
何かを言おうとしたパイセンを遮るようにトビオが目の前に飛んできて、
「あー！それはお楽しみ！ボーリング！行こう！」
そう言うから、少し気になるけれど、取り敢えずボーリングについて行くことにした。
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桔子(プロフ) - 猫又さん» コメントありがとうございます！励みになります。ゆったり更新ですが、これからも見てくださると嬉しいです。 (2017年8月4日 22時) (
レス) id: 03f5afc14f (このIDを非表示/違反報告)
桔子(プロフ) - みく@企画垢さん» ご指摘ありがとうございます。直ぐに外しました。初心者の為また、何か間違いがありましたらご指摘下さると嬉しいです。 (2017年8月4日 22時) (レス) id: 03f5afc14f (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - オリジナルフラグを外してくださいね (2017年8月4日 21時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)
猫又 - とても面白いです。これからも頑張ってください。 (2017年8月4日 21時) (レス) id: d6cba85abb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桔子 | 作成日時：2017年8月4日 13時
