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20 コナン視点 ページ21

……あの人は何者だ?

一人で喋ってるし安室さんや俺に小五郎のおっちゃんのことまで言ってる。


まるで、俺のことを全て知っているみたいに。


黒の組織の人間か…?


いやでも安室さんのことまで知ってるなら、違うのか……?

あぁ、頭が混乱してきた。

一度灰原に聞いてみるか。

あと、安室さんも気になるな。

聞いてみよう。


あ、こっち来るなら接触してみるか。

「お姉さん!こんなところで何してたの?」

『え!?コナン君いたのね…

で、どうしたの?』

「さっき誰と話してたの?」

と言うと澪さんは言葉を詰まらせた。

『っ………うーん、見られてたなら仕方ない。お姉さんの秘密その1を教えてあげる。』

「その1…?」

『私ね、実家が神社なの。

霊感がすっごく強くて普段はこの組紐で制御してるの。』

「じゃあ、霊がいたの?」

『うん。初音さんの。

まだ、亡くなったばっかりだから、強かったみたい。制御してても見えたの。』

「ふ〜ん。そうなんだ!

じゃあね!お姉さん!」

『うん。じゃあね。』

謎が多いな……

霊感の話は信じにくいがあながち本当かもしれない。

電話している感じではなかったからな。


本当に謎の多い人物だ……。

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作者名:ゆきどけ | 作成日時:2018年5月31日 0時

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