君と私の恋愛日記 second (ページ30)

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ありがとうの気持ちノーマンside ページ30

とにかく、Aを無事に送り届けたことだし、

ﾉｰﾏﾝ「じゃあ無事、Aも帰りつけた事だから、僕も家に帰るよ。」

僕はそう言い、自宅の鍵を開ける。

『はい。.........じゃなくて、うん。』

笑顔いっぱいにしてAは言う。

ﾉｰﾏﾝ「(可愛い...。)」

僕はAの頭に手をおいて撫でる。
1日でこんなに近ずけるなんて...
接っせるなんて思わなかった。
一日を思い返す。
初めての感情。初めての名前。初めてAと喋れたこと...。

ﾉｰﾏﾝ「(僕も君との初めてがいっぱいだ。)」

ふとAに聞く。

ﾉｰﾏﾝ「...Aが嫌じゃなければでいいんだけど、明日から一緒に学校行かない？エマもレイも居るし。」

『良いの...？』

ﾉｰﾏﾝ「勿論。それに、僕から誘ったんだから。」

そう、また僕からの誘い。
全てがそうだ。僕から君に近づいて、君に惹かれて...
僕が言うと、

『ありがとう、ノーマン。』

笑顔でそういうA。
そのまま抱きしめてしまいたい。まだAと居たい。そう思った。
その気持ちを抑え、どういたしまして。とだけ応えた。

ﾉｰﾏﾝ「じゃあ明日、僕らが家を出る時にAを誘うから...。今度はちゃんとインターホン鳴っても出てね？」

『わ...分かりました...。』

ﾉｰﾏﾝ「ほら、また敬語。」

そう言っておでこを人差し指でつつく。
うぅ...と照れながら思わず僕を睨みつける。
それ、反則だ...。
悟られないように、ふふっと笑う。

ﾉｰﾏﾝ「じゃあ、また明日。」

『うん、また明日。』

そう言ってお互いの部屋に入った。

明日の約束を果たし、嬉しさのあまり玄関の扉にもたれながら座り込んでしまった。
嬉しい...楽しみ...
様々な感情がふつふつと僕の胸の中で溢れる。
今日は本当に色々あった。だけど...
Aと友達になれて...好きになれて嬉しい...

『ありがとう』

思わず声に出して呟いた。