4 5 秒彼女【ｋｙ】【キ/ヨ】 (ページ8)

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朝、用意を済ませ家を出る。

「Aちゃんおはよ！今日はいい天気だね！」

「フジ先輩おはようございます！」

「お。今日はいつもより元気だね？」

「そうですか？」

「なんか、キラキラしてるかも…。」

キラキラ？

「うーん…。あんまり実感ないですね。」

「俺が考えられるのは1つ！恋だね！！」

こここ

「恋？！そんな！滅相もない！！」

「否もう恋じゃん。誰が好きなの？」

「そ、それは…。」

てか、そんなに知りたいのかな？女子かよ！(です。)

「ま、まぁ付き合えたら教えてよ！約束ね！」

「頑張ります！」

「じゃあさ、指切りしよ！」

「？はい。」

フジ先輩と指切りをした。
指切りなんて、久しぶりだったからなんか、懐かしくなった。

「あ！今日部室行ってから来るから、またね！」

「はい！ではまた。」

下駄箱の戸を開け靴を取る。
そこには紙が一枚。

「な、何これ。」

紙には、

『死ね。クソ女』

何なの。どうして…。
その紙をくしゃくしゃにして、スクバの中に突っ込んだ。
もやもやしながら教室に入る。

「Aおはよう！」

「マコ、おはよう。」

マコは普通に話してくれるし、マコではなさそう。
でも、他に誰かから恨まれるようなことしたかな？

怖いな。

机の中に教科書を入れようとした。

カサ

え？また紙が入っていた。

『今日の放課後、体育館裏に来なさい。
そうじゃないとあんたの周りの人がどうなるか分かってる？』

私の周りの人？
マコや、キヨ先輩達に迷惑がかかるってことだよね？
そんな、私のせいで！

「行くしかないか…。」