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「ふぁああ」

あんまり眠れなかったな…。
階段を降りてリビングに行く。


「あら、おはようA。」
え!?
『お、お母さん!?』
「久しぶりね。前に会ったのは去年だったかしら。」
『そうだね。』
「ねぇ。さっきから家の前にいる子、Aを待っているんじゃないの?」


あ!フジ先輩!!待っててくれてるじゃん!


『ごめん!帰ってきてからいろいろ話そ!
行ってきまーす!』
「行ってらっしゃい。」

言葉が返ってくるのは嬉しいな。


ガチャと、玄関を開ける。

『フジ先輩ごめんなさい!待たせちゃって!』
フ「ううん!大丈夫だよー。てか髪乱れてるよ」

笑いながら髪を直してくれるフジ先輩。

『お恥ずかしい…』
フ「はは。俺だってなることあるしねー」
『そうなんですね。』

フジ先輩と話しているのは楽しいな…
でもドキッとするだろうなーってことをしてくる時があるんだよね。私にはわかんない。


フ「ってかLI〇E交換しない?してる?」


キヨ先輩には嘘ついちゃったけど、フジ先輩は交換しても大丈夫だよね。

「はい。私も何かあった時に連絡したいですし。」


フジ先輩と交換できてよかったな。

フ「キヨのLI〇Eはもってる?」


『!』
フ「ないんだったら渡すけど…」

“キヨくんと私は愛し合ってるんだからね!”


『いえ!大丈夫です!』
フ「?そ、そう。」

ダメだ。

『それより、アイコンかっこいいですね!』

わざとテンションを上げて話す。

フ「ほんと?ありがとう。Aちゃんは可愛いクマさんだね。」
『そうなんですよー家にあるやつで……』


話していると学校の近くまで来ていた。


フ「あ。キヨ」

え。フジ先輩がキヨ先輩を呼ぶ。近づいちゃだめなんだ。


『すいません!課題終わってないんで先、急ぎますね!では!』
フ「う、うん。」


下駄箱で靴を履き替えようと戸を開ける。え?


「また紙…。」


゛どうしてキヨくんに近づいたの?今日も体育館裏に来ないと、キヨくんの顔に傷がつくかもね。”

なんで昨日のこと気付いてるの?
でも、キヨ先輩が傷つくくらいなら私が行く。

キヨ先輩の為に。


「Aおはよー!なんか元気ない?」

「マコ…。おはよ!何でもないよ!!今日寝不足なんだー。」


まぁ、嘘じゃないしね。


「そう?ならよかった!聞いて!今日ね体育が清川先輩と同じ時間だって!」


なんで神様はそういうことするかな。

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123 - 文才神ですね!!! (2020年11月14日 2時) (レス) id: 9b4a4421ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はれた。 | 作成日時:2020年3月25日 15時

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