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「今日も1日 頑張んで〜」
朝早く駅までの移動車の中
「何でそない元気なん？」
うす目開けてジーッと睨むヨコの隣に座り
「ん？朝やからっちゃう？」
「村上くん、もうちょい静かにして？」
大きな体を小さく丸めた大倉
他のメンバーも静かな車内
「昨日は…ありがとうな。でもっ、もう大丈夫やからっ！」
アッハッハと笑えば
「うるさいっ！」
全員からお叱りを受けた
新幹線の中。本を開けば1ページと読まずに夢の中
この特技とも言えそうな体質に 今は感謝したい
眠ってしまえば、色々と考えんくてもええんやから
「……ちゃん、信ちゃん」
2時間弱 ぐっすり。ヤスの声で目が覚める
「ん〜？」
「もうすぐ着くで？起きて？」
「あぁ…もうか」
「昨日、寝られへんかったん？」
「まぁな」
「寝られる時に、ちゃんと寝てな」
「おぅ…ありがとぅ」
テレビ局に着いたら生放送のリハーサル
「腹 減ったぁ〜」
朝、酒の残った体は朝食を受け付けへんくて、7人して用意してもらった弁当をガツガツ
何気に傍らに置いていた携帯が震える
チラッと見ると、見慣れないアドレス
どーせ しょーもないメールやろ
“あなたへの おススメ商品”みたいな？
んなもん、買わへんっちゅーねん
メールを開くと、最初に見えたのが真っ赤な鉢植えの写真で
その傍に、サンタとトナカイ
んんっ？？
“先日は ありがとうございました。
1週間 保育園に飾っていたのですが、冬休みも近いので家に持ち帰らせて頂きました。
今日の生放送、頑張って下さい
メリー クリスマス”
「きっ…き、きたっ！きたってっ！！」
思わず隣におった亮の肩をバシバシ
「ちょっ、村上くんっ、痛いってっ！」
叩いた肩をさすりながら
「よかったなぁ。はよ返事したら？」
何食わぬ顔して、再び唐揚げを頬張る
「メール来たん？よかったなぁ〜」
バタバタと近付いてくる マル
「何って？見せて みせてっ」
携帯に手を伸ばしてくるから
「お前には絶対に見せへんけどなっ！」
「なんやっ。見せへんのかぁ〜〜いっ！」
マルの大きなリアクション。適当にあしらって
さてさて、何と返事をしたらいいものか…
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作者名：ちか
| 作成日時：2015年10月24日 7時
