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それから樹くんと安井が話すの聞きながら箸を進めてると、お茶を持った萩谷くんが来た。


「お茶どうぞ。樹戻らなくでいいの?」

「あとちょっとだけ。
 北斗居るから大丈夫っしょ。」

「まーちょっとだけね。
 あっ先輩たち写真部行ってきたんですか?」

「そう。真田くんに写真を撮ってもらってきたの。」

「午前中は整理券早い時間に配り終わってたみたいだったけど。」

「俺、さなぴーと一緒にバンドやってるんだ。」

「へーそうなんですね!
 ちょっと見せてください。」


そう言って萩谷くんに写真を渡すと、横から覗くように樹くんも見ている。


「やっぱりいい写真ですね。
 被写体がいいっていうのもあるけど。」

「そんなことないよ、腕がいいの。
 ほらーやっぱり安井には芸術性がないんだ。」

「いつもと変わんねーよ。」

「萩谷くんにはわかるんだからね。」

「僕も負けないように2人のお写真撮ってもいいですか?」

「うちの屋台に貼りたいんですけど、先輩たちお願いします。」


可愛い樹くんの頼み事を断るわけにもいかないので“お願いします”と言って撮ってもらうことになった。

「樹くんも一緒に写らない?」

「樹も入れよー。」

「俺そろそろ店番戻んないとなんで。
 萩ちゃんしっかり撮ってね。」


そう言ってそそくさと居なくなってしまった。
じゃあ撮りますねーっていう萩ちゃんの声に安井とピースをする。

一緒に撮りたくなかったのかな…。


「どうですか?」

「おっけー。萩ちゃんも上手だよ、ねぇ?」

「うん。素敵に撮ってくれてありがとう。」

「明日お店に貼らせてもらうんで、時間があったらまた来てくださいね。」

「うん。じゃあ本当にごちそうさまでした。」

「萩ちゃんまたねー。」


短時間で後輩とこんなにも仲良くなる安井謙太郎のコミュ力は半端ない。
ベンチから立ち上がって、次の移動先を決める。
樹くんに声を掛けていこうかなと思ったけど、クラスの女の子と話してて忙しそう。

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初音(プロフ) - kikiさん» いえいえ!この作品の樹君がすごく好きで!これからも応援してます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 初音さん» なんとお恥ずかしい・・・!rを打ってしまったことに気づいた時にはもう初音様がお読みになられて・・・早速読んで頂き誤字を教えてくださりありがとうございます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: efa8082a4b (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - Mrsだと既婚者になってしまいますよ(苦笑) (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiki | 作成日時:2019年2月13日 1時

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