07 わんこは人気者 ページ25
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写真部のブースについて、顔パスで真田くんに取ってもらうことが出来た。
“凄さがいまいちわかんねぇ”
そんなことを本人を目の前に言い出す安井。
芸術性に乏しい安井のおかげで撮れたってところが癪だけれど。
私のことも知ってくれていて、今度話そうってLINEふるふるでDの交換をした。
台紙に入れてもらった写真をブレザーのポッケにしまって中庭へ急ぐ。
「さすがに混んでるなー。」
「お昼過ぎたけどまだいい時間だから仕方ないよ。
しかも中庭はいつ来てもこんな感じなんじゃないかな?」
「これ座れねーんじゃね?」
「そしたら買って食堂にでも行けばいいよ。」
1Bの焼きそば以外にも2Cのたこ焼き、3Aのたい焼きが軒を連ねる中庭。
屋台の中には腕まくりをして一生懸命焼きそばを焼いてる樹くんが見えた。
列の一番後ろに並んで話しながら順番を待っている。
「美勇人ー。」
「やっすー!
みなみ先輩もいらっしゃいませ。」
「どうも。」
「すげー盛り上がってるじゃん。」
「午後は1B自慢のイケメンラインで店番だからね。」
「自分で言ってんじゃねーよ。」
樹くんたちと一緒に来た子たちが屋台の中と外にみんな居た。
さっきも思ったけどみんな背がすらっと高くて本当にイケメンだ。
中庭は文化祭でも人気どころで、順位争いにどのクラスも必死みたい。
「ご注文は?」
「焼きそば2つ。」
「やっすーに聞いてないから。
みなみ先輩・・・ご注文は?」
そう言われて手に持ってたチラシを指さす森田くん。
「えっと…ツタンカーメンをお願いします。」
「なにそれ。」
「やっぱり。
特別チラシは南先輩だったー。」
「なんだそれ?」
「チラシに書いてますよね?」
「俺のにはそんなの書いてないけど。」
「それ今日は限定1食。
南先輩しか持ってないの。」
「そうなの?
いいのかなぁ。」
「大丈夫です。
これは席もちゃんと用意するんで。」
「まじ?ラッキー!
Aのおかげで座れる。」
「樹くんのおかげだからね。」
「じゅりー!
・・・ちょっと待っててくださいね。」
森田くんが声を掛けようとしたら3年の先輩と話していた。
すごく仲が良さそうで、写真を頼まれていつもの笑顔で撮ってた。
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初音(プロフ) - kikiさん» いえいえ!この作品の樹君がすごく好きで!これからも応援してます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 初音さん» なんとお恥ずかしい・・・!rを打ってしまったことに気づいた時にはもう初音様がお読みになられて・・・早速読んで頂き誤字を教えてくださりありがとうございます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: efa8082a4b (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - Mrsだと既婚者になってしまいますよ(苦笑) (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kiki | 作成日時:2019年2月13日 1時