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06 わんことわんこのお友達 ページ20

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文化祭1日目は校内公開のみ。
開会式と同時に文化祭はスタートした。
飲食クラスはどこも人気で中庭には敵わないけど、まぁまぁ混んでいる。

制服の上から手作りのサロンを巻けばそれなりに見えてしまう不思議。
うちにも人気生徒の京本がいるから午前も混雑しそう。

「みなと離れちゃったー。」

あみだくじで決めた当番で離ればなれになったまどちゃん。
やいやい言いながらも渡辺と一緒にまわることにしたみたい。

キッチンには岩本くんを筆頭に調理部女子が揃う完璧なる布陣。
接客当番には京本もだけど安井もいて私も楽しんでる。


「安井。ご指名だよー。」

「まじか。
 ちょっと行ってくる。」

「なんで俺より安井?」

「京本だってずっと呼ばれてるでしょ。」

「あれ1年のマドンナだぞ!
 どう考えても俺じゃね?あいつちびだし。」


入口で案内しようとすると指名される時がある。
別段それを規制するルールもないので、今みたいに言われたら交代する。

人気の2人と同じシフトの私はすごく暇だったりする。
その話を岩本くんにしたら“それじゃ不純喫茶じゃん”と笑ってた。

それにしても顔に似合わずパンケーキ焼くのも盛り付けも上手だなー。
エプロンのポッケにチョコレートを忍ばせているあたりすごい甘党なんだろうなー。


「みなみ先輩。」

「樹くんいらっしいませ。」

「早速来ちゃいました。
 今日も可愛いです。」

「…ありがとうございます。
 何名様ですか?」

「5人なんすけど、座れますか?」

「大丈夫そう。
 こちらへどうぞ。」


一番端の席で案内をして注文と取ろうとすると


「これ俺の友達っす。」

「えっと…南です。」


突然始まった樹くんの友達紹介にちょっと圧倒され気味。


「俺の隣が松村北斗、で隣が森田美勇人。」

「あっ京本の幼馴染の?」

「そうでーす。たいがー。」


天真爛漫な子だ…松村くんはなんかおとなしそう。
京本は接客中でもないくせに森田くんを無視してる。


「んで、こっちが森本慎太郎。で、萩谷慧悟。」

「「「「いつも樹がお世話かけてまーす。」」」」


揃いも揃って立ち上がって私にぺこっとお辞儀をする。

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初音(プロフ) - kikiさん» いえいえ!この作品の樹君がすごく好きで!これからも応援してます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 初音さん» なんとお恥ずかしい・・・!rを打ってしまったことに気づいた時にはもう初音様がお読みになられて・・・早速読んで頂き誤字を教えてくださりありがとうございます! (2019年2月13日 23時) (レス) id: efa8082a4b (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - Mrsだと既婚者になってしまいますよ(苦笑) (2019年2月13日 23時) (レス) id: c0fa5c81b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiki | 作成日時:2019年2月13日 1時

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