▽.クラバウターマンとチョッパーとフランキー ページ8
.
クラバウターマンは船の化身。
船が傷つけば、すなわちクラバウターマンの傷でもあるのだ。
「敵襲ー！敵襲ー！」
ウソップの悲鳴が響き渡る。
現在、麦わらの一味は海軍からの敵襲にあっていた。思ったより軍艦が多く、大砲がどんどん迫ってくる。
大砲が何発か、サニーの船体にあたった。
「う゛ッ…！」
「サニー！？」
「大丈夫か！？」
混乱していたサニーに追い討ちをかけるように、サニーの体に痛みがはしる。人間でもクラバウターマンでもあるサニーは、船体が傷つけばサニー本体にも影響が及ぶらしい。
心臓の位置をおさえ、蹲るサニーにここから離脱したほうがいいと考えたナミがフランキーへ、指示を出す。
「踏ん張れよ、サニー！掴まれェ！
☀
緊急離脱に成功した麦わらの一味は、近くの島に急遽立ち寄ることにした。
急いでチョッパーがサニーをみるが目立った傷跡が見られず、困惑する。傷跡がなくてもサニーが痛みで顔を歪めているのだ。
臓器に異変があるのではないかと思うが少し脈数が早いだけであまり異常はなかった。
「フランキー！急いでサニー号を直して！もしかしたら、船体の傷がそのままサニーに影響してるのかもしれない！」
「アウ！任せろ！」
フランキーによって直されたサニー号は、傷一つ見当たらない、傷がつく前の姿になった。
苦しんでいたサニーの顔がどんどん良くなっていき、まだ少し体に怠さが残っているが元気に回復した。
「ありがとう、フランキー」
「いいってことよ。元気になって良かったぜ、サニー」
「うん！」
その一方、チョッパーは少し落ち込んでいた。
仲間の傷を治せなかったことに悔しいと思っているらしい。
「チョッパーもありがとう」
「…おれ、なにもしてねェよ…」
「そんなことないよ！チョッパーが『すぐに治してやるからな』って言ってくれたのすごく嬉しかったよ！」
「サニー…」
「チョッパーは世界一のドクターだよ！」
「…！ そ、そんなに褒められたって嬉しくねェぞこのやろがー！」
(サニーが怪我したら今度こそ、おれが治してやるからな！)
(うん！)
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
guriri - サニーちゃんが日々の癒しっすよ… (2019年9月10日 20時) (
レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
ききの。(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます…！お褒めいただき光栄です＾＾ ぜひ次回作もよろしくお願いします！ (2019年9月8日 15時) (レス) id: be0fdbe2f3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした。サニーちゃんが毎回可愛かったです。次回作も頑張ってください！！ (2019年9月8日 15時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - ききの。さん» ありがとうございました！良かったです！満足です！(笑)これからも更新楽しみにしてます♪ (2019年9月8日 9時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
男爵いも(プロフ) - うおお！大好きなサンジと可愛いサニーちゃんが仲良ししてる！書いてくださりありがとうございます！ (2019年9月7日 0時) (レス) id: f4b3722442 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ききの。 x他1人 | 作成日時：2019年8月20日 12時
