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57話 ページ9








淳太「…てことで、みんなには分担して何かしらの仕事を当日してもらうので、よろしくな」



照史「はいっ。じゃーまず、赤団の中でボード係やりたい人ー!」





放課後、体育館に各団の実行委員が集められ、仕事内容を決めることになった。



ステージの上に立ってこの場を取り仕切っているのは、





崇裕「青団のボード係はー?え、おらんの!?じゃあ流星とAよろしく!笑」



青団団長の崇兄と




照史「おまっ、大毅!さっきからうるさいねん!もーお前ボード係決定な!笑」



赤団団長の照史




そして…




淳太「黄団のボード係はー…お、今目ぇ合ったからのんちゃんな」



黄団団長の淳太。





まさかあの3人が揃って団長になるとは。



そしてあの3人が団長ということは、

私たちが餌食になることも必然で。






流星「嫌や…ボード係ってめんどいやつやんな?」




大毅「だぁーー!!ブヒブヒうるさいねんブタッ!!」




望「はっ、何でやねん明太子!俺やらんで!!」






…いや、暴言がすごいな。





ボード係っていうのは

実行委員の仕事の中で最も面倒くさいとされている一つ。




ボードは当日各団の応援席に設置されるもので


ボードにも点数がつけられるから


毎年すごく凝ったものが作られる。




最終的にはボードの点数で勝敗が決まることもあるのでいつも期待されていてすごくプレッシャーな仕事だし

他の仕事と違い体育祭まで放課後毎日残らなきゃいけないからやりたがる人はあまりいない。





あの団長たちはそんな大仕事を私たちに押し付けてるわけで…。







淳太「じゃあ、ボード係の人たちは早速今日から残って作成始めてくださーい」






一通り話し合いが終わって、解散という時に淳太からの一言。



…まぁ、わかってたけどね。






さっき指名されてた大毅や望がステージ上の淳太に文句を言っているのが聞こえる。



まさか、とは思ってたけど


幼馴染みのほとんどが実行委員になっているようだった。


まあ団長があの3人だし、予想はしてたけど。





うちの団のボード係は、私たちの他に1年生が5人やってくれるらしいから


まだ、流星と2人よりは安心だ。









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作者名:ホワイトモカ x他1人 | 作成日時:2019年9月27日 0時

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