検索窓
今日:52 hit、昨日:39 hit、合計:120,582 hit

9話 ページ10










照史「あっ淳太くぅんありがとお♡♡」




淳太が帰って来た途端デレデレし出す照史。

ほんま気持ち悪い…。




淳太「A…またサボったん?」




私を見るなり呆れた顔をする淳太。




照史「せやでー。こいつちゃんと叱らなあかんで?」




淳太の前だからってぶりぶりする照史。

けど残念でした、淳太は私が一番なんです〜。




「でも、今日だけやから。な?許して?」




淳太に抱きついて上目遣いに見上げれば、

今日だけな、って優しい顔で私の頭をぽんぽんする。




うちってブラコンでシスコンやから。

残念やったな、照史。




抱きついたまま見つめ合う私たちを恨めしそうに睨む照史。

私に淳太を取られて嫉妬してるんやわ。





あーおもろ。





と、その時誰かのスマホが鳴った。



淳太「…Aちゃう?」



渋々淳太から離れて自分のスマホを確認すると…









なぁ、今どこにおるん。大丈夫?









望から。

絵文字もないからちょっと怒ってるのかも…



まぁ今日バスケ見ててって言われたのにいなかったし

午後もサボったし



心配してくれてるんだろうけど。





あーでも明日怒られるかもなぁ。

どうやってご機嫌取ろう。





そんなことを考えていたら…






淳太「誰からやったん?…あぁ、のんちゃんか。」






淳太がスマホを覗き込んできた。


相手が望だってわかって一瞬顔が歪んだ気がしたのは…気のせい?






照史「A〜食べへんの?」


気づけばテーブルの上には淳太が買ってきたお菓子がいっぱいで。





淳太「これ、Aに買ってきたんやで」


って私に大好きなプリンをくれる淳太は

本当に世界一素敵なお兄ちゃんだと思う。





そのまま照史と大量のお菓子を食べまくって

淳太に太るでって怒られて

それでも2人で食べ続けて



気づいたらソファーの上で眠っていた。








…望のLINEに既読をつけたままだったことを忘れて。









10話→←8話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (175 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
371人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホワイトモカ x他1人 | 作成日時:2019年2月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。