この恋、難攻不落につき。 (ページ32)

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31話ページ32

…

と、半ば強引に夏希ちゃんに連れ込まれ

結局お邪魔することに。

「お、お邪魔します…」

夏希「はよ上がって上がってー！今ご飯の準備するからなぁ」

久しぶりに智洋ん家来たな、と少し緊張しながら玄関で靴を脱いでいると

「ん？」

そこには明らかに智洋の物ではない

見慣れたローファーが…

まさか、

照史「おっAやんか！遊びに来たん？淳太くんは？」

「何でおんねん親方…」

照史「親方ちゃうわ！ちょ、何やねんその冷めた目は！！」

何なんこの人、常に人ん家おるやん。

ちゃんと自分の家帰ってんの？

夏希「照史いつまでもゲームしてないで手伝ってやー！今日はお客さん来てんねんから！」

照史「俺やってお客さんやねんけど！？」

夏希「あんたのどこが客やねん！ほぼ毎日入り浸ってるくせに！」

「ふふっ」

2人のやり取りに思わず笑みが溢れる。

面白いなーこの2人。

てか照史、うちにもほぼ毎日来てるくせに

智洋ん家にも迷惑かけてるんか。

智洋「何や騒がしいなー…って、A！？」

と、そこにお風呂から上がった智洋が。

「あ、えーと…お邪魔してまーす」

智洋「えっ何で？え？？」

突然のことだったからか

私を見つめて固まってる智洋。

てゆーか、お風呂上がりで髪濡れたままだし

服、ちょっとはだけてるし

何ていうか……

いやいやいや、何を考えてるんだ私は！！

「あ、あの、今日家で肉じゃが作りすぎたから…ともたちいるかなぁと思って持って来たら夏希ちゃんが一緒に食べていきなよって言ってくれて…」

智洋「そーやったんや…肉じゃがありがとうな。うちでゆっくりしてってええから。」

「う、うん…」

おかしいぞ私。

なんか智洋のこと直視できないし。

だってなんか無駄にえろ……

照史「何ぼーっとしてん。ん？なんかお前顔赤ない？」

そう言って突然顔を覗き込んできた照史に殺意が湧いた。

「うっさいねんアホ！！」

照史「はっ！？何で俺キレられてるん！？」

と、叫び合っていたところでご飯の用意が出来たらしく照史は夏希ちゃんに「はよ座れ！」と飛び蹴りされましたとさ。

…