三十二話 ページ33
＿__＿一週間後。雄英体育祭、本番当日！！！
１−Ａ、控え室。
悠花は、パイプ椅子に腰掛ける八百万の肩をポンと叩いた。
「緊張してる？ 百ちゃん」
「ええ…まあ。それなりに」
「ふんふん、なるほど。そんな百ちゃんには、これをあげよう」
悠花は、八百万の手の上に一粒の飴玉をころん、と載せた。
「これは…？」
「朝霧ちゃん特製、怪しさマシマシの飴ちゃんだよっ！ 法に触れるモノは使ってないから安心してね」
「いや安心出来ねーぞ！？」
上鳴が即座に突っ込む。
そんなに慌てなくてもいいのに…と悠花は筋違いに思った。実際は、レシピを悠花が考案しただけの、何の怪しさも変哲もないただの飴玉だ。
ふ、と八百万が吹き出した。強張っていた頬が緩む。
「百ちゃんまで笑わなくてもいいじゃん！」
悠花はキッと剥れたような表情を作って、八百万の腕を軽く軽くポカポカと殴る。
「ふふっ。…すみませ、っあはは」
楽し気に笑う八百万は、いつもより幼く見えた。気安い仕草で悠花を小突く。
周りは驚いたように目を剥くが、悠花の前ではこれがデフォだ。故に悠花は、調子が戻ってきたなー、と思うだけである。
そして、１年ステージの選手が入場する。
『どうせてめーらアレだろ、こいつらだろ！！？ 敵の襲撃を受けたにも拘らず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星！！！
ヒーロー科！！
１年！！！
Ａ組だろぉぉ！！？』
「…さあ、ゲーム開始だ」
悠花はぼそりと呟いた。
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9Sに殺されたいロリコン - いろんな人が作るんだね。3個目だよ (2019年7月29日 11時) (
レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
チルチルノ - これ確か似たようなやつあったような。。パクられたのかパクったのかよくわかんないや笑もしかして、作った作者さんが同じ？ってことはなさそ (2019年6月3日 11時) (レス) id: 803f5d1a59 (このIDを非表示/違反報告)
rottie(プロフ) - 名前が変更できないのがちょっと残念でした。 (2019年3月26日 21時) (レス) id: fdee528653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺青 | 作成日時：2019年1月15日 20時
