隣の王子様 2 (ページ17)

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三人でゴミを片付けた後、

ダラダラと話していると

渡「眠くなってきた～。一旦寝ていい？」

翔太くんは、ソファに寝転ぶと

かけてあったブランケットを羽織ってくるまる。

時計を見ると、まぁまぁな時間帯。

お酒呑んだし、眠くなっちゃうよね。

『後で起こしますね、ベット使いますか？』

ソファじゃ体が痛くなるだろうと思って、

私は寝室を指さして翔太くんに尋ねる。

渡「え、まじぃ？ありがと」

猫みたいに丸まっていた翔太くんは、

布団から出て、私の後ろをついてくる。

『下に落ちてる服は気にしないでください(笑)』

さっき寝室に物を押し込んだせいで、

ちょっとちからってる。

渡「うわ…ふかふか…おやすみ」

翔太くんは、布団を頭までかぶると

そのまますぐに目を閉じてしまった。

布団、臭くないといいな…。

リビングに戻ると、

目「しょっぴーは？」

部屋着に着替えに行っためめが、

いつの間にか戻ってきていてソファに座っている。

『ベッドで寝てるよ』

目「は？！Aちゃんのベッドで？」

そんなに驚く事だった？

めめは大きな目をさらに大きくして、

私を見つめて叫んだ。

『え…うん、

さすがにアイドルをソファで寝かせられないよ』

うちの家のソファ、どっちかというと硬めだし。

目「あのさぁ～、優しいのはいい事なんだけど…

まだ俺も寝た事ないのに、

なんで先にしょっぴーが寝るわけ？」

『なんで寝る前提なの？(笑)』

目「ずるいわまじで」

『翔太くんさ、めめの家に泊まるつもりなのかな？

もうすぐ終電の時間になっちゃうよ』

めめは、私の言葉に部屋の時計を見上げる。

目「うわ、また泊めないといけないわけ？

前も佐久間くんとベッドで2人で寝て、

全然寝れなかったんだよな～」

　

私は、めめの言葉に想像して勝手にニヤける。

2人で寝たんだ…、ちょっと尊すぎる…！！

目「なにニヤけてんの？お風呂入ろかな～」

『そうだね、私も入りたいかも』

目「じゃあまた来るわ」

そう言ってめめはまた自分の部屋に戻っていく。

なんかこの感じに慣れてたけど、

ここって私の家だよね？

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