隣の王子様 2 (ページ1)

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なんだこのカオスな状況…。

結局、帰らないと駄々をこねたさっくん。

冷たく跳ね返しためめだったけど、

あまりにもさっくんが折れなくて。

目「なんでこうなるわけ？」

何故かめめの家に、私とさっくんとめめがいる。

さっくんはめめの家に目を輝かせて

ウロウロしている。

佐「お前いいとこ住んでるなぁー！

だってさっきエントランスに芸人さん居たよ？！」

興奮して声のでかいさっくんを、

めめが呆れた顔で笑って見ている。

目「佐久間くんも良いところ住んでるじゃん」

佐「えーっ、でもAちゃん居ないよ」

さっくんは、私の顔を見てニーッと笑う。

目「それは残念でしたね～。

あ、そういえばアイス買ってきたんだった。

Aちゃん食べる？」

『えっ！食べたい！』

めめの言葉に、私は立ち上がって

キッチンの方に駆け寄る。

佐「佐久間も食べたい！」

そんな私の後ろをちょこちょことついて来たさっくん

目「佐久間くんの無いっすよ」

佐「えーーーっ！！ひどい…」

めめの言葉に、分かりやすくシュンとするさっくん。

『じゃあ一緒に食べましょ？』

佐「ほんと？！嬉しい！」

私の言葉に目に見えない尻尾をブンブン振っている。

目「あ、佐久間くん俺の食べていいよ。

お客さんだしね。」

さっきまで無いとか言ってたのに…。

すんなりと、めめは自分のアイスをさっくんに渡して

私にもアイスとスプーンを手渡してくれた。

佐「やっぱ優しいなぁ～！ねっ！」

さっくんは嬉しそうにめめをみたあと、

私を見て、そう言った。

私も笑顔で頷いて、

『ですね！めめ、一緒に食べよ～』

先にソファに座るめめのもとに、

私は走って戻った。

佐「くそ～何しても上を取られるっ…！！」

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