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頬に傷がついた私を見て、丸ちゃんが驚いて
駆け寄ってくる。
丸「どうしたんっ？あっ絆創膏っ…！！」
あわあわしながら、丸ちゃんはリュックから
絆創膏を取り出す。
女子力高いな…(笑)
丸「Aの可愛い顔がぁ〜もぅ〜」
丸ちゃんは私の頬に絆創膏を貼ると、
私の頭を撫でる。
丸「大丈夫？」
丸ちゃんの優しい言葉に涙が出そうになりながらも
私は笑顔で頷いた。
『大丈夫やで。ありがとう丸ちゃん。』
初めての、4人での帰り道。
前を歩く章ちゃんと、大倉くんは
笑いながら歩いている。
丸ちゃんに言われた言葉
「どっちかを選ぶ」
私が、2人のどちらかを選べば
2人の仲は悪くなる？？
もう親友じゃいられなくなる？
『丸ちゃん…私どうしたらいいん？』
2人の背中を見ながら、
私の隣を歩く丸ちゃんを見上げる。
丸ちゃんは私を見つめると
丸「自分の気持ちを信じて？何も考えんと」
丸「大丈夫やから。あの二人はずっと仲いいよ」
丸ちゃんはエスパーなん？
『私、まだわからんねん』
『どっちも大切やねんもん』
そう言って立ち止まる私。
丸ちゃんはそんな私を優しい顔で見つめると、
丸「じゃあさ、頭の中に1人だけ誰かの笑顔浮かべて？」
そう言って、人差し指で私の頭を指す。
丸ちゃんの言う通りに、
私は目を閉じて頭の中に笑顔を浮かべる。
丸「すぐに浮かんだ人が好きな人なんじゃない？」
目を開けると、丸ちゃんが優しく微笑んでいる。
安「マルー！Aー！遅いー！！」
大「何してんのーっ！！！」
遠くから叫ぶ2人の声。
『丸ちゃん。私…わかった。』
遠くから笑顔で手を振る彼を見つめて
私はハッキリとそう言った。
最寄り駅について大倉くんと別れた後、
途中で買った、たい焼きを食べながら
章ちゃんと久しぶりに帰り道を歩く。
小学校も、中学校も、今も、
章ちゃんとこうして2人でいつも帰ってた。
安「やっぱり美味い〜〜」
ニコニコしながらたい焼きを頬張る章ちゃん。
いつの間に、こんなに大きくなった？
いつの間に、こんなカッコよくなってた？
いつから章ちゃんを大切だと思うようになったのか
私と章ちゃんは、きっと
これからも一緒。
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らて(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうごさいます！嬉しい限りです。 (2018年4月28日 23時) (
レス) id: a2187c7c95 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ ドキドキ、時折胸を詰まらせながら、読ませて貰いました。毎回更新の通知が来るたびに胸を弾ませながら、開きました（笑）ありがとうございました！ (2018年4月27日 21時) (レス) id: eebd28a987 (このIDを非表示/違反報告)
ジャム - ２6から先が文字がなく、次のページにいけないんですが、どうすれば良いでしょうか？ (2018年4月15日 11時) (レス) id: 1019fe2479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らて | 作成日時：2018年4月10日 21時
