13 ページ13
『いや、え？大倉くん？？』
突然の告白にパニックな私。
大「本気やから、俺。」
さっきまでの犬はどこに行ったのか、
大倉くんは真剣な眼差しで私を見る。
『でも…私…』
大「わかってる！！(笑)」
大「でも、それだけ…知っといて？」
そう言って笑った大倉くんに、
私は胸がドキドキしていた。
秋「…私までドキドキしちゃった！！」
秋ちゃんが肩をすくめて笑う。
安「大倉、本気なんやんな」
私の前に座る章ちゃんが
大倉くんを見てそう言う。
安「大倉」
大「本気やで？俺なら幸せにできると思う」
大倉くんがキッパリとそう言った。
安「泣かしたら許さんから」
バチバチと悪い空気が2人に流れる。
『あーーっと。そろそろ、時間だし、ねっ？』
私の言葉に大倉くんが
大「そうやなぁ、帰ろっか！！」
笑顔でそう言った。
はぁ…。何でこんなことになったの？？
大倉くんが私を好き？？
ありえないっ…。ありえないけど…。
本気…何だよね？？
大「Aちゃん。」
『ん〜？』
大「俺、ほんまに好きやから」
帰り道の電車。
私の隣に座る大倉くんが、
章ちゃんと秋ちゃんに聞こえない声で
私にそう言った。
『ありがとう…なんで私…？』
大「ずっと可愛いと思っててん。」
大「ヤスが近づけてくれんかったけど(笑)」
大「で、話してみたら気合うしめっちゃ良い子」
楽しそうに私の話をする大倉くん。
大「守りたいなぁって…待って恥ずかしい(笑)」
『ふふっ…ありがとう…嬉しい』
私が笑うと、大倉くんも照れたように笑う。
その笑顔を見て、私はほっこりした。
家までの帰り道、
章ちゃんと2人で黙って歩く。
何か話さないと…って考えてたら
章ちゃんが口を開いた。
安「A…大倉と付き合うん？？」
章ちゃんは足を止めて、私を見る。
『付き合わないよ…知ってるでしょ？』
安「え？」
『私、章ちゃんのこと好きやねんで？？』
章ちゃんは困った顔で私を見つめる。
わかってる。章ちゃんのこと困らせてるの。
『でも幸せになって欲しいから！！』
『もう言わない！！(笑)』
そう言って笑う私に、
章ちゃんは何も言わなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らて(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうごさいます！嬉しい限りです。 (2018年4月28日 23時) (
レス) id: a2187c7c95 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ ドキドキ、時折胸を詰まらせながら、読ませて貰いました。毎回更新の通知が来るたびに胸を弾ませながら、開きました（笑）ありがとうございました！ (2018年4月27日 21時) (レス) id: eebd28a987 (このIDを非表示/違反報告)
ジャム - ２6から先が文字がなく、次のページにいけないんですが、どうすれば良いでしょうか？ (2018年4月15日 11時) (レス) id: 1019fe2479 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らて | 作成日時：2018年4月10日 21時
