＿＿special 2 years (ページ35)

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35.(丸山 side) ページ35

(丸山 side)

何で？

なんで、すばるくん達仲良くしてんの？

なんで4人で佐野くんのこと囲んでんの？

状況に全く理解ずにいると、

隣におった大倉も

大「どうなってんねん…あの4人…」

ため息しながら話す。

大「すばるくんも、あんなに嫌がってたのに」

そうやで。

一番嫌がってたのすばるくんやん。

渋「太陽、ほら。」

すばるくんに背中を押されて、

俺らの目の前に立つ佐野くん。

亮はそっぽ向いてて、

大倉は携帯を見たまま。

唯一目が合った俺は、

何となく逸らされへんかった。

佐「今日から、一緒に行動させてもらいます。よろしくお願いします。」

『ん。』

一緒に行動すんのはしょうがないと思う。

せやけど認めるとなったら別やろ。

冷たい返事をする俺に、すばるくんは

渋「俺ら、全員こいつのこと認めたから。」

『え？』

認めたって…。仲間に入れるってこと？

『なんで？あんなに嫌がってたやん！！』

渋「俺が間違ってたんやわ」

渋「こいつは俺らのメンバーや」

すばるくんの言葉に、大倉が声を上げる。

大「おかしいわ！！アホなん？？」

大「こんなん…。納得出来へん…」

横「そうやで。俺らはアホや。それでもいい。」

裕ちんまで…。