＿＿special 2 years (ページ34)

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(村上 side)

人ってホンマに不思議や。

こいつだけは認めへんって思ってたヤツが、

絶対無理やって思ってたヤツが、

今こうして隣で笑ってるんやで？？

あの日、すばるに連れてこられた時。

何言われても認めへんからって思ってたけど、

やっぱりこいつの努力と歌は認めるしかなかった。

いや、認めたいと思った。

あの日以来、太陽には会ってへんかったけど、

今日から番組収録とか取材の見学に来るって言うから

楽屋には入りづらいやろうなと思って

入口まで迎えに行った。

佐「村上くん、俺な～テレビで面白いこと言うの夢やってん！」

『アホか、面白いこと言おうとして言うんじゃない。自然体でウケさせなあかんねん』

俺の冗談交じりの言葉に

佐「参考になります！！」

って、屈託のない笑顔で返事した。

新しい弟出来たみたいで、可愛いわ。

楽屋の前まで来ると立ち止まる太陽。

『怖い？』

佐「いや、緊張する。」

ふぅ。と声を漏らすと

佐「よし、行こう。」

そう言って俺の後から部屋に入った。

『おはよーさん』

部屋に入ると、俺の言葉無視で

横とすばると、ヤス以外、みんな太陽を見てる。

佐「おはようございます。」

ぺこりとお辞儀した太陽の元に、

ヤスが駆け寄った。

安「太陽！おはよ！！」

ヤスの声にホットしたのか笑顔になる太陽。

渋「おはよ」

横「遅かったな！最後やで！！」

笑顔で迎える2人と…

大「は？どうゆうこと？」

丸「なんで？」

錦「…。」

相変わらず冷たい目を向ける3人。

問題はここからや…。