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西畑side
昨日帰りの車が一緒やった謙杜から
"恭平の様子が変やった"と話があった。
同じく一緒に乗ってた流星も逆転男子の収録中、
年下組チームとして傍で見てた時に
違和感を覚えたみたいで共感してた。
結局は恭平の気まぐれかもしれへんし
様子を見とこうって話になった。
そして今現在、
雑誌の撮影でペアになった俺と恭平。
隣に座る恭平は話に聞いて想像してたよりは
普段通りの様子で少し拍子抜け。
カ「スキンシップカットもお願いします！」
カメラマンさんからの指示に合わせて
恭平にぎゅーっと抱きついて胸に顔を埋めた。
恭「いッ…」
大「え？痛かった…？ごめん」
恭「いや、冗談冗談笑」
明らかに本気のテンションで漏らした声やったけど
本人は冗談やって笑って誤魔化した。
本人が否定してるから撮影を止めるわけにもいかず
そのまま続行して
今度はお互いの肩に手を回してくっついた。
頭の角度をつけて
カメラに向かって笑顔を作ってる時、
ふと俺の肩にかかった恭平の左手首が見えた。
何これ…
横に細く線のように入った傷痕。
それも1本だけやなくて複数あった。
これって…ただの怪我やない、よな…
恭平の傷痕に気を取られすぎて
カメラのことを忘れてたみたいで
"西畑さん、笑顔でお願いします！"
と指示が飛んだ。
そんなこと言われたって集中できるはずもなく、
意識は完全に恭平の左手首を向いていた。
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高橋side
大「ねぇ、その傷どうしたん？」
恭「ん？どこ？」
大「…左手首。それ普通の怪我やないよね？」
撮影中に見られてしまったんか
昨日自分で切った手首の傷痕に
手を当ててきた大吾くん。
なぞるように親指でスっと傷に触れられ
僅かな痛みが走った。
この程度の痛みじゃ
動じひんくなった俺の身体は、
ほぼ半分腐りかけてるようなもん。
恭「あぁこれ、台本読みながら寝落ちしちゃってて朝起きたら傷になってたんです」
大「…ほんまに？そんなことでこんな傷になる？」
恭「寝てる間のことやから俺もよう分からんくて…笑」
苦しい言い訳やって分かってるけど
他に思いつく事もなくて
口から出てくる適当な言葉に身を委ねた。
大「恭平。言い難いんかもしれへんけど、悩みがあるんやったら言ってや？解決出来ひんくても、言うだけでスッキリすることもあるんやし」
"解決出来ひんくても"
解決出来ひんのに言えた話やない。
優しさで言ってくれたはずの言葉に
身勝手にイラついた。
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きき(プロフ) - さむさん» リクエストありがとうございます！承知しました！次の章で順番に書かせて頂きますね！ (4月8日 21時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» リクエストとコメントありがとうございます！承知しました！次の章で順番に書かせて頂きますね！ (4月8日 21時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
さむ(プロフ) - リクエストをしたいのですが、閉所&暗所恐怖症の流星くんがエレベーターに閉じ込められて過呼吸になってしまうお話が読みたいです。助ける相手はお任せします！これからもお話楽しみにしています！ (4月7日 18時) (レス) id: d201bfdb69 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 助ける役の3人はかなりキレてる状態で新人スタッフ達も怖がってしまう感じです。新人スタッフ達の攻撃は脱退と退所しても続く。理由は面白い遊びだから。最後は3人の説得で丈くんは復帰する展開です。病名は男性恐怖症です。4章お疲れ様でした。5章も頑張ってください。 (4月7日 17時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 新人スタッフ達は4人で全員男で19歳。彼らは長尾、流星、西畑の大ファンで大好きで丈くんが大嫌い。場所は地下5階の倉庫で時間帯は深夜。彼らは3人の前では優しい人を演じるため悪事がバレにくい。理由は丈くんを追い出して3人との充実した幸せの時間を過ごしたいから。 (4月7日 17時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年3月12日 22時
