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藤原side
振り入れも中盤に差し掛かった頃。
細かいステップに悪戦苦闘してて
なかなか先に進まれへん中。
…なんかさっきから
足が縺れるし頭も痛くなってきたような気がする。
朝まで怪我以外全然何とも無かったのに
急に熱っぽさを感じだして焦る。
…もしかして風邪引いたか？
今日の今日に熱出るとか、ほんまにツイてない。
だんだんと息も上がってきて
きつくなってきた…。
そんなタイミングに限って
隣に立ってた恭平が急に顔を覗き込んできた。
何でもないように振舞ったけど、
恭平には若干バレ始めてるのか
「ちょっと休む？」と聞かれた。
まだ完全にバレたわけではないやろうと
ちょっと強がって"大丈夫"と言ってみたものの
そんなことを伝えるのでさえ、息が切れてて
全然説得力なんてなかったと思う。
恭「ちょっとお水飲みたいんで休憩いいですか？」
恭平が休みたい風に振付師さんに伝えて
水分補給の休憩時間になった。
丈「…ありがと」
恭「いーえ。ほんまに俺が休みたいのもあったし。丈くんもしかして調子悪いん？」
丈「そんなんやないから大丈夫」
恭平のさりげない気遣いに感謝しつつ
冷たい水を飲んで身体を冷やした。
この振り入れさえ終わってしまえば
家に帰れるから。
家に帰ったら幾らでも寝れるし休めるから。
あともうちょっとの辛抱や…。
動く度にガンガンと痛む頭を
指でグリグリと押して気合いを入れ直し、
再開された振り入れにまた参加した。
急激に熱が上がってしまったのか、
振り入れが終わった頃には
頭痛だけではなく、倦怠感や悪寒、めまいもあって
本格的に体調不良になってた。
なんでこんな突然…
訳の分からん自分の調子に振り回されながら
ゆっくりとしか動かれへん身体に
何とか鞭打ってマネージャーの車に乗り込んだ。
帰りの車内、
恭平も同じ方面やから隣に座ってきて
「寝ててもいいですよ」なんて言ってきた。
もう完全にバレてるやん…。
他にスタッフさんやメンバーも居なくて
特に隠す必要性も感じないし、
何かに縋りたいくらい怠くてしんどかったから
そのままお言葉に甘えて目を瞑った。
グラグラと心地よく揺れる車内やったこともあって
あっという間に眠りの世界へ落ちていった。
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きき(プロフ) - さむさん» リクエストありがとうございます！承知しました！次の章で順番に書かせて頂きますね！ (4月8日 21時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» リクエストとコメントありがとうございます！承知しました！次の章で順番に書かせて頂きますね！ (4月8日 21時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
さむ(プロフ) - リクエストをしたいのですが、閉所&暗所恐怖症の流星くんがエレベーターに閉じ込められて過呼吸になってしまうお話が読みたいです。助ける相手はお任せします！これからもお話楽しみにしています！ (4月7日 18時) (レス) id: d201bfdb69 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 助ける役の3人はかなりキレてる状態で新人スタッフ達も怖がってしまう感じです。新人スタッフ達の攻撃は脱退と退所しても続く。理由は面白い遊びだから。最後は3人の説得で丈くんは復帰する展開です。病名は男性恐怖症です。4章お疲れ様でした。5章も頑張ってください。 (4月7日 17時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 新人スタッフ達は4人で全員男で19歳。彼らは長尾、流星、西畑の大ファンで大好きで丈くんが大嫌い。場所は地下5階の倉庫で時間帯は深夜。彼らは3人の前では優しい人を演じるため悪事がバレにくい。理由は丈くんを追い出して3人との充実した幸せの時間を過ごしたいから。 (4月7日 17時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年3月12日 22時
