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長尾side
今日はメンバーとYouTubeの撮影日。
メンバーと会うこと自体
ちょっと久しぶりやった。
謙「あ、恭平！おはよう！」
事務所の廊下を歩いていると
俺の前を恭平が歩いてた。
恭「…おはよ」
やけにゆっくり歩く恭平。
いつもよりも猫背やし。
謙「どうしたん？お腹痛いん？」
恭「いや…？痛くないよ」
謙「ほんまか？なんか元気ないやん」
恭「朝なんてこんなもんやろ」
目を合わすことなく
ただ前を向いて話す恭平。
痛くないって言うけど
恭平の右手はちゃんとお腹に添えられてた。
やっぱお腹痛いんちゃうん？
謙「トイレ行きたかったらいつでも行きや？別に時間がかかっても誰も何とも思わへんから」
恭「あほ！勝手に大便扱いすんな！」
何も知らない人からしたら
言い方が冷たく感じるかもやけど
これがいつも通りの調子やから、今は様子見かな。
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高橋side
『これから毎日22時ここに来い。来なかったり、誰かにチクったりしたら、お前のメンバーにも同じ目に遭わせてやるからな？』
あの日に言われた言葉が頭の中をループする。
あれからどれくらい経ったか…
仕事があってもなくても、
夜の22時になったらあの場所に行き殴られる毎日。
殴られたくもないのに
メンバーと歩く俺の写真を見せながら
脅されてしまったら…
従う選択肢しかなかった。
日に日に腹や胸には
大きなアザや切り傷が増えていった。
ここ最近は個人仕事ばかりで
メンバーと会うことはなかったから
ずっと誤魔化し誤魔化しでやってきたんやけど…
今日はメンバーと一緒の仕事やから
いつも以上に気を付けなあかん。
そんなことを思いながら
早速謙杜にバレかけたけど。
「「なにわ男子でーす！！」」
撮影中も気を張りすぎて
正直何をやったかはっきり覚えてへん。
ただ、ちょっと動くだけでも
ズキズキジクジクと痛む傷を
必死に誤魔化しながら撮影に参加した。
ス「撮影は以上になります！お疲れ様でした！」
スタッフさんの合図を聞いて
誰かに声を掛けられる前に
さっさと帰り支度をした。
今の時刻は21時半。
今から事務所を出たとして
22時にあの場所に着く為には
少しでも急がなあかん。
謙「恭平！ちょっと聞きたいことあるんやけど」
恭「ごめん、今日急いでて…また後でLINEして」
謙「そっか…わかった。」
謙杜には申し訳なかったけど
これも謙杜たちを守る為やからと思い
事務所を足早に去った。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
