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藤原side
丈「すみません…！！お騒がせしました！」
みっちーが怒鳴った瞬間
スタジオから音が消えた。
それをかき消す為に周りに謝って空気を戻した。
みっちーのことが心配で声掛けただけやのに
「しつこい」なんて言われて
怒りもあったけどショックの方が大きかった。
その後の撮影は
みっちーも流石のプロ意識で
何ともなかったかのように乗り切った。
丈「お疲れ様でした〜」
俺はと言うと、
ショックを受けた気持ちを引きずったままやった。
家に着いてもまだ
あのみっちーの怒鳴った顔が忘れられへんかった。
怒ってたはずやのに…
なんであんなに苦しそうやったんやろう…。
やっぱり調子が悪そうやったことに変わりはないし
ちゃんと謝らなあかんよな…。
すぐにLINEを開いて
みっちーに電話をかけた。
やけど…
丈「出えへんな…」
何となく…
ただの勘的なものやと思うけど…
ゾワゾワっと嫌な予感がした…。
考えるよりも先に体が動いてて
家を出てタクシーを拾ってた。
みっちーの家の前に着いて
もう1回電話を掛けてみたけど出んかった。
丈「みっちー、大丈夫よな…？」
元気やったら、何もないんやったらそれでいい。
今日は謝って帰ろう。
自分の中で覚悟を決めて
みっちーの部屋のチャイムを押した。
…何度押しても反応はなかった。
まだ帰ってへんのかな…
試しにドアノブを回してみると
いとも簡単に開いた。
無防備やな…
丈「みっちー？みっちー！俺！丈やけど！おる？」
扉を開けて玄関の入口から
部屋に声を掛けても返事はなかった。
今日履いてた靴はあるし、
廊下の電気だけは点いてるから
きっと帰ってきてはいるはず…。
丈「みっちー！入るで！」
ひんやり冷たい空気…
何となくだった嫌な予感が
徐々に確かなものに変わっていった…
丈「みっちー！？みっちー！おい！大丈夫！？」
リビングに入ると
床に転がってるみっちーが居った。
丈「みっちー！！」
横たわってるみっちーの上半身を起こすと
荒い息をして頬を真っ赤に染めた
みっちーの顔が見えた。
丈「あつ…！熱あるやん！」
触れてる体から熱を感じた。
やっぱり…今日調子悪かったんやん。
急いでみっちーを寝室まで運んだ。
俺より身長は高いはずやのに
相変わらず簡単に運べるほど身体は軽かった。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
