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道枝side
和「ﾊｧﾊｧ…ｺﾞﾎｯ…ｹﾎｯ…」
昨日の大橋くんの様子は
大吾くんから聞いた話でしか知らへんけど
やっぱり大橋くんはかなりしんどそうで…
駿「もしかして息、苦しい？」
咳の合間に激しく息切れもして苦しそう。
和「ﾊｧ…大丈夫…ｹﾎｯ」
大「お茶飲む？」
和「ん…ありがと…」
温かいお茶を大吾くんが大橋くんに渡して
口を付けたその時。
和「痛っ…！！！」
駿「え、どうしたん？」
和「ん、大丈夫…何でもない…ｺﾞﾎｯ」
大「…いい加減にしなよ！今ので何でもないはないやろ！」
絶対に何かあったのに嘘を吐いた大橋くんに
珍しく声を荒らげる大吾くん。
その声で
昨日の様子を聞いてなかった
丈くん、恭平、長尾も振り向いた。
大「迷惑やと思ってる？どうせ心配かけたくないって思ってるんやろ？そうやって誤魔化してヘラヘラ笑って、無理して明るく振る舞われる方が心配になるって…俺が心配性なんやなくて、はっすんが心配性にさせてんねん！」
和「…ッ!」
こんなに怒った大吾くん初めて見た。
やけどそれだけ大橋くんのことが大事で
とにかく無理してほしくないからこそやと思う。
調子の悪い大橋くんに対して
ちょっと酷ではあるけど、これだけ強く言えるのは
大吾くんと大橋くんの関係性だからこそ。
大「病院行こ」
和「それは大袈裟やで…」
大「いや、大袈裟やない。痛かったんやろ？普通やないでそんなん。」
和「俺が自己管理出来てないからであって…」
大「ちゃうよ。多分身体が今は休みたい時やねん。それは自己管理とかとはまたちゃう。こんな状態で練習しても何も実にならへんのはっすんが1番知ってるんやない？」
大橋くんは少し考えるように
しばらく下を向いてた。
駿「元気になったらまた一緒に振り入れしよ？休むのも今の大橋くんにとってみたら、しんどいことかもしれへんけど、身体の為に休んであげて？」
ちょっとでも大橋くんが後ろめたく思わへんように
伝えたくて…。
大吾くんにしか伝えられへんことがあるなら
年下で後輩の自分にしか伝えられへんことも
あるんやないかと思って…。
上手く伝えられたか分からへんけど
大橋くんは静かに頷くと「ありがとう」って
いつもの優しい笑顔で言ってくれた。
大吾くんと一緒に
大橋くんはレッスン室を後にした。
あんまり事情の分かってなかった3人にも
ちゃんと説明をして今日は解散になった。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
