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大西side
流石に大袈裟やと言おうとしたけど
口に出すことはできひんくらい
自分自身が不安やったし、怖かった。
もう一生聞こえへんとかやったらどうしよう…
なんか大きい病気やったら…？
このまま左耳も聞こえへんくなったら…？
活動が続けられへんって言われたら…？
どんどんどんどん不安な気持ちが膨れ上がって
涙のせいで目の前がぼやけた。
恭平がぎゅっと強く抱きしめてくれてるのが
温かくて心地よくて、今はそれにすがる。
次第にパトカーと救急車、
消防車のサイレンが近づいてきた。
自分で歩けるのに
恭平はぴったりくっついて肩を支えるようにして
一緒に歩いてくれた。
ちょっと恥ずかしい気持ちもありつつ
怖い気持ちは薄まった。
病院に着くと
すぐに耳鼻科で診てもらえた。
周りに聞こえてるんやないかってくらい
ドキドキと心臓がうるさかった。
医「突発性難聴ですね。強いストレスや生活習慣などが原因じゃないかとは言われていますが、まだまだ解明されてないことが多い病気なので、完治するかどうかは断言は出来ませんが、早期に対処すれば回復する可能性の高い病気です。」
2週間後にまた受診することを条件に
薬で様子を見ることと
耳に大きな負担のかかるようなことは避けることを
約束してお家に帰れることが決まった。
流「大きい病気やなくて良かった…」
謙「いや十分大きいやろ。耳聞こえへんって相当やで？」
流「なんか命に関わったり、活動が一生出来ひんくなったりするかもって思ってたから…」
大「俺らからしたら、今だってそれと同等くらいには心配やで？」
丈「色々気を付けることもあるんやし、まだ安心は出来ひんから…」
大袈裟やとか思ってたけど、
すぐに病院に行けるようにしてくれたことで
今ちょっと不安な気持ちが和らいだんやと思う。
みんなが居ってくれて良かったな…。
和「なんか手伝えることあったら遠慮なく言ってや？」
流「何でもいいん？」
和「ええよ」
流「じゃあお肉食べに行きたい」
丈「それいつもと同じやん」
流「いつもと同じにしてくれた方がいいの」
和「…分かった！今日もいつもと同じように奢ったる！」
謙「やったー！」
和「謙杜に奢るとは一言も言ってないで？」
謙「俺らもいつも奢ってくれてるやん」
和「…笑、しゃーないなー」
帰りにみんなでご飯を食べた。
いつも通り楽しくて安心した。
俺にとってはみんなが1番の特効薬やった。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
