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西畑side
記憶が途切れ途切れで
今が夢なのか現実なのかよう分からへん…
レコーディングをしてたら
だんだんと身体が言うことを聞かなくなって
気付いた時には丈くんの腕の中やった。
「俺ん家においで」って心配して言ってくれたけど
これ以上の迷惑はかけられへんと思って
慌てて首を横に振った。
やけど丈くんはそのまま俺と一緒に
マネージャーさんの車に乗って
普通に息をするだけでしんどくて
真っ直ぐ歩けてるかも分からへんくらいで
車に乗ってしまったらもう瞼が限界やった。
大「じょ…くん…ｹﾎｯ」
見覚えのない部屋のベッドの上で目が覚めた。
最後にそばにいた記憶のある
丈くんを呼んでみたけど返事はなかった。
ひんやりした感覚を感じて
自分の頭に手を伸ばすと
冷えピタがおでこに貼ってあった。
丈くんが貼ってくれたんかな…？
倒れた時よりも
随分軽くなった身体を起こして周囲を見回すと
隣の部屋から光が漏れていた。
ベッドから出ようとした時
丈「あ、目覚めた？」
大「うん…ｹﾎｯ」
丈くんが部屋に入ってきた。
丈「まだしんどいやろ。39度以上出てたから。」
大「ｹﾎｯ…さっきより軽くなった。ごめんね…迷惑かけちゃって…」
丈「こんなん、迷惑のうちにも入らへんよ。俺も、気付いてたのに止められへんくってごめんな？余計にしんどくなったな。」
大「俺が勝手にやったことやから…。丈くんのせいやない。」
申し訳なくて床と睨めっこしながら話すと
丈くんが急に俺の視界に入ってきた。
丈「でも…もうこれで懲りてや？笑やっぱり倒れるとすごい心配やから」
そう笑った丈くんは優しい目をしてた。
大「うん…」
丈「よし！じゃあご飯食べよっか…！お粥作ってん。自炊自体久しぶりやから味は補償できひんけど、ちょっとでも栄養摂らなやから」
大「ふふ…笑ありがとう」
隣の部屋に行くと
丈くんお手製のお粥のいい香りが
ふわっと鼻をかすめた。
大「いただきます…」
口に入った瞬間広がる優しい塩味に
涙が出そうやった。
大「美味しい…」
丈「泣くなよ笑ムショ帰りなん？笑」
大「ちゃうよ…笑なんか温かくて…」
丈「それはそれは…笑まいどあり！」
大「え、有料なん？笑」
丈「タダやと思ったん？」
大「もう〜笑」
相変わらずふざける丈くんやけど
それも丈くんなりの優しさやね。
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蓮菜さんリクエストありがとうございました。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
