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藤原side
レコーディング中、突然のことやった。
俺は順番が回ってくるまで
外の部屋から見てたんやけど、
大吾はブースの中で歌声を録っていた。
そんな大吾の顔色がどんどん青白くなっていくのが
ガラス越しからも見て分かった。
流石に止めようかと迷ってたその時。
大吾の身体が急に傾き
そのまま床に叩きつけられた。
丈「大吾…!!!!」
慌てて部屋を出てブースに向かった。
ブースに入ると
苦しそうに激しく呼吸を繰り返す
大吾が横たわってた。
大「ﾊｧﾊｧﾊｧ…」
丈「大吾…!大吾!!大丈夫か？ちょっと触るで」
首元に触れると
そこから伝わってくる高い熱。
だいぶ我慢しとったんやな…。
丈「ここじゃあれやから…ちょっと動くで？」
大「ﾊｧﾊｧ…ん…ﾊｧ」
弱々しく頷いたのを確認してから
大吾の身体を起こして支えながら
さっきまで俺がいた部屋のソファーに寝かせる。
丈「どっか痛いとかある？」
大「ﾊｧﾊｧﾊｧ…あ、たま…ﾊｧﾊｧ…」
時折顔を顰めるから相当痛いんやろな…。
丈「今日はもう帰ろ？1人にするのも心配やから、病院行って俺ん家おいで。」
迷惑かけるとでも思ってるのか
必死に首を横に振る大吾。
申し訳ないけど
そんな状態の大吾の言うことは聞けへんよ。
有無を言わさず
そのままマネージャーさんにお願いして
病院まで送ってもらった。
車に乗るまでは多少抵抗を見せた大吾やったけど、
やっぱり身体は限界だったようで
車に乗ってからすぐに寝てしまった。
大「ﾊｧ…ﾊｧ…ん、ﾊｧ…」
寝てても苦しそうに呼吸を繰り返す大吾。
ちょっとでもしんどいのが和らぐように
肩や腕をさすり続けた。
病院で診察を受けてる間も
あんまり意識がはっきりしないようで
受け答えも曖昧やった。
結果
ストレスと過労が原因の風邪やった。
あんまり栄養も摂れてへんかったみたいで
貧血もあったみたい。
多分俺が気付く前から
しんどかったんかもしれん…。
やのに、
気付いた時にすぐ止められへんかった。
もっと早くに止めてたら
こんな倒れたりせずに済んだかもやな…。
申し訳なさでいっぱいになりながら
自分の家に着いた。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
