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大橋side
誰かの声がした。
和「…ッ、」
誰の声か気になって目を開けたら
みんなが近くで話してた。
俺…確か…頭痛くて、吐いてて…
丈「大橋…！！目覚めた？」
和「うん…俺、どうしたんやっけ？」
駿「嘔吐したまま意識無くなったから、マネージャーさんの車で救急外来に来たんです。」
和「そっか…」
朝起きた時から偏頭痛が酷くて
ずっとガンガン殴られてる感じがして
リハ中ベッドで休ませてもらってたんやった。
リハ出られへんかったのに
病院まで連れて来てもらって申し訳ない…。
ん…？
リハ…？
和「あ…!!待って!!今日の公演は…!?」
大「今昼の15時。夜公演までは時間あるから大丈夫やで。」
和「あ…よかった…。」
丈「何も良くないで？」
和「え…？」
丈「何も良くない。大橋は残念やけど今日の公演はお休みせな。」
和「それは嫌や、もう元気やから休まへん！てか、本番出たいんやったらリハ休めって言ったの丈くんやで！？」
大きな声を出した拍子に
クラっと目の前が眩んだ。
丈「休んで元気になったらの話な？そんなんで出られるわけないやん。」
勢いで起こした俺の上半身を
丈くんがゆっくりベッドに戻しながらそう話した。
和「でも…いつもの偏頭痛やし」
駿「偏頭痛だけやないよ。嘔吐のし過ぎで脱水症状も起こしてて、意識無くなったのもそれが原因やって。」
脱水症状…
流「今日はしっかり休んで、明日ちゃんと元気な姿見せたらええやん。今、自分の身体大事にせな、明日も出られへんくなるで？」
流星の大人な言葉に
何も言い返されへんかった。
和「…分かった。でも今日の公演見ててもいい？」
丈「それくらいなら…ええけど」
病院の先生からも
点滴が終わったら帰っていいと許可をもらって
会場に戻った。
舞台袖に椅子を用意してもらって
みんなの公演を見てた。
キラキラ眩しくて
俺が居らんでも全然いいやんって
何だか寂しくなった。
公演が終わって
全力を出し切ったみんなを出迎えたら
みんながギュッと抱きしめてくれた。
謙「やっぱり…大橋くんが居らんと寂しかった。」
俺の心の声聞こえてた？ってくらい
耳元でみんなの優しい言葉が聞こえた。
丈「明日は絶対一緒に出よな？」
照れてるのか目も合わせずに
そう話した丈くん。
嬉しくて、幸せが溢れて
全力で首を縦に振った。
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よよさんリクエストありがとうございました。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
