迷走神経反射（F.J） ページ18
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藤原side
最初は唐突に訪れた。
デビュー以来初めてちゃうかってくらい
最近仕事が立て込んでて
1日3、4時間睡眠が続いてるのもあってか
何となく疲れが溜まっていってるな〜って感じの
ちょっとだけ重い身体を引きずって
ドラマ撮影してる時。
スタッフさんの1人が
機材で手を切ってしまった。
ポタポタと地面に赤い斑点が残っていくのを見て
胸がザワっとした。
元々血が苦手やから
鳥肌も立って嫌な感じがした。
すぐに止血したことで
スタッフさんの傷は酷くならへんかったんやけど、
その時の変な不安感がやけに胸をザワつかせて
気持ち悪くなった。
丈「うﾞっ…」
ス「藤原くん！？大丈夫？」
その場で戻してしまい
スタッフさんに余計な手間を取らせてしまった。
申し訳ない気持ちも相まって
トラウマ的に頭にこびり付いて離れへんくなった。
その日から数日経った日のこと。
今日はメンバー仕事で事務所に来てた。
相変わらず眠気が残ってスッキリしない頭と身体を
引きずりながら撮影をこなしていた時のこと。
駿「大吾くん…！鼻血！！」
大「え？あ、ほんまや」
和「ティッシュティッシュ！」
流「もう〜そんなほじったん？」
大「ほじってないって！笑何もせんでも出る時あるやん！」
謙「どんだけ粘膜弱いんよ」
恭「結構勢いすごいね…」
粘膜の弱い大吾が鼻血を出すことなんて
そんなに珍しくないのに
またグッと胃の方から込み上げるものがあった。
やばい…吐きそう…
でもここで吐いたら確実に迷惑かける…
傷付けるかもしれへんから
せめて大吾には見せたくない…
そんな思いに反して
勝手に波打つ自分の身体。
ああ…もう無理や…
丈「うﾞッ…!!」
駿「丈くん…！？」
謙「え？丈くん！大丈夫？」
和「もしかして血見て気分悪なった？」
すぐに隣にいたみっちーと謙杜に見つかり
その場で盛大に戻してしまった。
和「スッキリするまで吐いていいよ」
流「スタッフさんお水持ってきてもらっていいですか？」
ずっとみっちーが心配そうに
俺の背中をさすってくれて
大橋も優しい言葉をかけてくれて
流星が周りでバタつくスタッフさんに
指示を出してくれてる。
出せるものがなくなって顔を上げると
鼻血の止まった大吾が
申し訳なさそうにこっちを見てた。
大「ごめん丈くん…」
丈「ﾊｧ…大吾の謝る事じゃないよ、ﾊｧﾊｧ…俺こそごめん…」
またやってしまった…。
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きき(プロフ) - 棗さん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月12日 11時) (
レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - リクエスト失礼します！丈くんが怪我を隠して熱を出しちゃうお話がみたいです。看病はきょへでお願いします！ (2月11日 7時) (レス) id: 79920699cd (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - シオリさん» リクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - はるきさん» コメントとリクエストありがとうございます！承知しました！移行先で順番に書かせて頂きますね！ (2月10日 22時) (レス) id: 8199ce4c47 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - ききさん» 書いてくれてありがとうございます。良かったです。助ける役の3人がとてもかっこ良くて丈くんを助けるシーンは見ててキュンキュンしました。もう2章も終わりですね。お疲れ様でした。3章も頑張ってください。 (2月10日 11時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2024年1月17日 21時
