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私はジミン先輩の『lie』を再生してイヤフォンを耳に入れた
やっぱり好き、この曲。
目を瞑ると動画で見たジミン先輩の踊る姿が思い浮かぶ
一曲聴き終わるとイヤフォンを置いた
ユリオンニ、ボミオンニ、ロゼは只今ヘアメイク中
ヘアメイクオンニは3人だから手いっぱい。
ハナは？眠そうにしてる。。
うーーーーん、なんか食べたい…
A「ハナや！ケータリング、行こっ？」
HN「んー宿舎で食べたじゃんーちょっと寝るぅ」
宿舎で食べたよ？もーすぐ本番だよ？
わかってるけど暇なんだもん！
そ〜っと控え室のドアを開けてケータリングがある部屋に向かう(スキップで)
ガチャっと開けた部屋のドアの隙間から中を覗く。
いつもメンバーと行動を共にしてたからひとりでうろちょろすることに慣れてない。
A「ラッキー！誰もいなぁい！」
ちっちゃいガッツポーズをかましておいしそうな匂いに誘われた蝶のように両手をパタパタさせて部屋の中へ入った。
韓国料理はもちろん、中華料理、フランス料理、わ！お寿司まである！！さすが授賞式のケータリングだなぁ…
これは授賞式終わったらメンバー連れてがっつこう！
今は…
A「君に決めた！」
そこにはアイスクリームの冷凍庫
チョコ、ストロベリー、マンゴー、バニラ、チョコチップ…
わぁ！！迷っちゃう！！！！
A「Caught in a lie〜すんぎょれっとん なる ちゃぢゃじょ〜」
大好きなアイスクリームを目の前に、つい、さっきまで聴いていたジミン先輩の『lie』をくちずさみながら、手元のカップに高く高くアイスクリームを積み上げる
？？？「い こじん そげ〜へおなるすおぷそ〜」
いきなり背後から続きが聞こえた
バッッ！！！！と振り返るとジミン先輩が目を細めてプックリほっぺをあげて微笑んでいた
JM「あんにょんはせよ？」
少し照れ笑いが含まれたあんにょんはせよに対し、私は驚きと恥ずかしさですぐにはなんにも言えなかった
JM「今の歌、僕のだよね？ありがとう」
そしてまた微笑む！
A「あ…はい、あの、、すみません」
JM「なんで謝るの〜？笑
あの、BlossomのAさん…ですよね？」
A「…はい」
もし、もし、私の正体をご存知でなければ！！！この場をやり過ごし、直ちに立ち去ります！！！
と思ったのに、お見通しだった
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作者名：キキ | 作成日時：2017年4月28日 16時
