ただ愛してしまった。-Part.2-【名前変換】 (ページ17)

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■Story.67 ページ17

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裕翔「A、ｼﾞｭｰｽ買って……」

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確実にそのテーブルにいたはずなのに

Aの姿は無くて、俺のｽﾏﾎだけ。

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ﾅﾝﾊﾟ男に連れてかれた?

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そう思ったけど、それだったらすぐに

俺に助けを求めるだろうし……

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メイク直しにお手洗い?

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そう思いながら、ｽﾏﾎを手に取ると

姿がいない理由が何となくわかった。

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一件の着信履歴。

表示は…………

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裕翔「玲衣…………」

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Aの姿を探しながら玲衣に電話を掛け、

何とも矛盾な行動をとる俺。

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Aの姿を見つけるより先に

玲衣との電話が繋がった。

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((裕翔…………やっと出てくれた。))

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Aの姿が一向に見つからない。

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裕翔「玲衣、俺ら終わりにしよう。」

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このままだと誰も得しない。

誰かが誰かを傷つけるだけで、

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誰も幸せになれない。

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((私、死んでもいいの?))

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思わず止まる足。

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それは玲衣の言葉のせいもあるけど、

やっと見つけられたから。

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裕翔「玲衣、また掛け直すから……」

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