■Story.60 ページ10
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玲衣「関係なくなんてないでしょ?
禁断の愛の相手なんだもん。」
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玲衣の冷たい指先が俺の頬に伸びて
触れて、唇に移動する。
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玲衣「妹ちゃんを選ぶなら、
私、死んじゃうかも。」
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裕翔「何言って…………」
玲衣「本気だよ?」
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教室の壁にかかった時計の針が
異常なほどに聞こえる。
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それと同時に自分の異常な鼓動音も。
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玲衣の近づく唇を今の俺は
拒むことができなかった。
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玲衣「じゃぁ、今日は予定あるから
先に帰るね、バイバイ。」
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ココで拒めば、玲衣を傷つける。
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そうすれば、玲衣が……
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嘘かもしれないけど、
もし、もし本気だったら……
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ココロが苦しくて仕方がない。
張り裂けそうだった。
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Aを愛しているのに、
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偽りの愛で俺は玲衣を愛さないといけない?
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神様は真実の愛より、偽りの愛を……
認めるの、許すの?
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月23日 5時