検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:607,192 hit

■Story.77 ページ27













裕翔「玲衣、体どう?」





























学校が終わって、そのまま玲衣が入院している病院に。

学校内でもAと顔を合わすことはなかった……





























いや、きっと俺がそうなることを避けてるんだ。

合わせたら、想いが溢れだしてしまうから。





























玲衣「もう明日には退院できるって。

というか、来なくてもよかったのに。」







































裕翔「はいはい、呼ばれてないのに

来てすいません。」







































玲衣「何か甘いの食べたいなぁ。」

裕翔「それ、遠回しに買って来いって言ってる?」





























玲衣「さぁ、どうでしょう。」






































裕翔「絶対、そうだろ……ったく、

あー、これじゃ彼氏じゃなくパシリ。」







































制服のズボンのポケットから財布を取り出して

残金を確認する。







































玲衣「私の彼氏でいてくれるんだ。」

裕翔「いるよ、嫌いって言われるまで。」







































玲衣「………………早くプリン買ってきて。」







































裕翔「ん、分かったよ。」







































昨日の出来事に俺から触れることはできない。

きっと、触れることなもうない。



























































「お見舞いだなんてさすが彼氏さんですね。」

裕翔「いや、別に……普通のことです。」







































何が普通で、何が正しいのか。

もうとっくの昔に分からなくなっていた。






■Story.78→←□Story.76



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (265 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
309人がお気に入り
設定タグ:名前変換 , おんぷ , 兄妹 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月23日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。