あの子の噂 ページ9
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監督生SHIELD
_監督生がAを貶めようとしている_
そんな噂がNRC中にまき散らかっていた。
だけど、わたしは否定した。
だけど、その噂は教師の耳にも入っていた。
「Aさん…監督生に何かされたりしましたか…?」
「あら、リドルくん。
何も無いわよ、心配してくれてありがとう」
「いえいえ…!
何かあったら僕も協力するので!」
「ふふ、ありがとう」
まぁ、こんな会話が数日前から続いている。
あのベリーとか言うやつも原作に居ないのよね。
正直目障り。消してあ〜げよ♡♡
「大丈夫なの?A」
「お姉様…!大丈夫です」
「そう、なら良かったわ」
「あ〜♡♡♡A先輩とベリーさぁん♡」
「あらぁ、監督生ちゃんじゃなぁい」
「おはよう、監督生ちゃん」
ベリーは私に嫌味をたっぷり込めてそう言う。
はぁ…うざったい女ね!
「おはようございます〜♡♡♡♡」
「あら、監督生。
Aに近寄らないでくれる?」
「ヴィル、私は何もされてないわ。
だから、そん………」
「駄目。
Aの為だから」
「…………過保護ね」
「なんでぇ…私がA先輩に近寄っちゃいけないんですかぁ?」
「アンタの噂のせいに決まってるでしょ?
あと、これ以上アタシとAに近寄らないで」
「ほら、そこまでよ。
みんな、もう少しで授業よ」
こんなときまで教師ぶるの、本当に面倒くさいんだけど
はぁ…今日は授業が終わったけど、あの噂を信じてる馬鹿が多いわね。
ここまで来たなら、もう宣戦布告しちゃおっかな♡♡♡
よ〜し♡そうと決まったら彼奴の所に行こ♡♡♡♡
「あ〜♡♡♡♡♡♡A先輩♡」
「……草食動物…」
「オーララ!監督生くんではないか!」
「………Aに何か用かい?監督生」
「あら、監督生ちゃん。
どうしたの?」
はぁ〜〜〜!
何よこのセコム達!!
本当なら彼奴がいたところに私が居たのに!!
まぁ…いいわ、とりあえず何処かに呼び出しましょう
「あ…あのぉ…わたしぃ…授業で分からない所があってぇ…教えてくれませんかぁ?
あとぉ、2人でお話もしたいです♡♡♡」
「あら、そうなの?勿論良いわよ。
…そうなのね、じゃあ何処が良いかしら?」
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作者名:りあ | 作成日時:2022年5月27日 19時