危険な種は除去 ページ6
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ルカSHIELD
「監督生ちゃん、個性的な子だったわね。」
本当にその通りだ。
彼奴は僕の邪魔でしかないね。
しかもAには少し厄介な感情を抱いているようだし。
「嗚呼、そうだったね。」
「同性の子が少ないから、仲良くしたいわ…。」
「きっと仲良くなれるさ。」
愛しのA。
僕は君が居なければ何も出来ないよ。
君が居ない世界なんていらないくらい君を愛しているよ。
だからね、君に悪影響を及ぼすような奴は僕がどうなろうと除去するさ。
「愛しているよ、A。」
「ふふ、照れるじゃない。
あ、次は移動教室だから移動しましょ？」
「嗚呼、そうしようか。」
ふふ、監督生。
どうやって潰してあげようか。
ヴィルは彼奴の視線に気付いていたかな？
また今日の部活で話してみよう。
「A、君のお姉様がNRCの教師になると聞いたけれど、何か知っているかい？」
「お…お姉様が？
何も聞いてないけれど…ちなみになんの教科の担当か知っている…？」
「確かクルーウェル先生の補助だと聞いたよ」
「次の授業よね…クルーウェル先生の授業…」
「嗚呼、そうだね」
妹なのに聞かされてなかったのだろうか…。
お姉様が驚かせたかったりしたら申し訳ないことをしてしまったな…。
「あ…もうすぐ時間ね。
行きましょうか、ルカ」
「そうだね、お手をどうぞ？」
「ふふ、有難う」
Aのお姉様、どんな方なのだろう。
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作者名：りあ | 作成日時：2022年5月27日 19時
