ガラスのさざれ【CS集】

(異能大戦)肆 ページ27

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◆備考◇

◆住所
産まれは京都だし、もう親が住んでいない実家もそこにある。しかし、幼い頃に“世界中の国を見て回るんだ”という非常に馬鹿げたことを宣(のたま)い、本当に旅に出た。ざっと半世紀。

旅中は日銭を稼いでは宿に泊まる……という不安定な生活だったが、ここ数年は京都の民宿 兼 料理屋に従業員という名目で居候中。

名前は、料理屋が“鬼灯屋御食事処(ほおずきやおしょくじどころ)”で民宿が“燈楼屋民宿(とうろうやみんしゅく)”である。
実は料理屋の方がメインだったりする。店主はもう高齢なので、そろそろ息子に継がれることだろう。

雪千代としては、毎日同じところで働くだけで衣食住確保されるとか最高じゃんと思っている。
ただし、衣食住の確保を条件に働いているため、給料は0円である。
趣味で巾着やら組み紐やらが作れるため、それを売って自由に使える金としている。

◇苦手意識
遊郭(吉原)の方々が背負っている悲惨な過去には同情する。しかし、相容れない模様。
理解できても、納得できるかは別問題らしい。
わざわざ関わりにいくほど親しい人もいない。
とはいっても、人の生活スタイルにあえて首突っ込む気もない。

……こういうのは、自分がその立場に立つまで分かんねぇものなんだろうな。吉原のやつらだって、私が生きて何を思ったかなんて分かんねぇだろうし。

◆異能
異能は、矢に載せて飛ばすことが主流。たまに異能で作ったものをそのまま弓につがえて飛ばしたりはする。

弓矢はどうしても回数制限がかかるから、できるだけ一撃で仕留めたい。というわけで、刺さったら即死レベルの猛毒が欲しい。

聴力を必要以上に高めすぎると、音がうるさすぎて鼓膜が破れてしまう。そのため、普通は一般人程度の聴こえにしてある。
うっかり調整を誤って耳の中がズタズタになることもある。

◇家系
ちょこちょこ人間の血が混ざる、ちゃらんぽらんな家系。妖としての威厳とか云々(うんぬん)言われても困る。
初代が“純血とか混血とかどーでもいい”的な思考の持ち主だったよう。そしてそれは見事に受け継がれていった。家訓としても、性格としても。

異能が受け継がれるなら、水系統が多い。水は水でも、氷だったり、お湯だったり。

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