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終戦後、数週間経って彼女は海軍本部を訪れた。
その際に私は初めて彼女に出会った。
当時の彼女は、気丈にふるまっているようだった。
彼女に付き添い、海軍大臣の部屋に立ち入ると、いつも上官がいた席に彼がいないことは彼の死後数回この部屋を訪れた私からしても、 未だに心に来るものがある。
彼女はいつも彼が座っていた机に手を載せ、
「ここにいつも彼がいたんですね」
ぽつりと言った。
私が頷くと、彼女は満足そうに彼の机を撫でた。
「そっか・・ずっとここにいたんだ・・・」
今までずっと気丈にふるまっていた彼女の表情が突如ゆがんだ。
彼女の目から零れ落ちた大粒の涙は頬を伝わずそのままかれの机に落ちた。
なんというか・・美しかった。
不謹慎だというのはわかっている。
けれど人を愛おしいと思う心と苦節から漏れる涙はなんとも言えず、今までに見た涙の中で、最も美しくきれいに見えた。
私が彼女を１人残し部屋を出ると、戸の奥から嗚咽が聞こえた。
自分の目頭が熱くなっていくのを抑え、連合艦隊司令長官としての私の居場所に帰ることとしたのだ。
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ナッコ - 合作お疲れ様でした！有名な皆様の作品を一度に見れて大変嬉しく、楽しかったです！！次の合作も期待しております！ (2017年1月23日 1時) (
レス) id: 8b77a01456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく*×柚杜×マミーノ×翔和 x他2人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2017年1月22日 17時
