【wrwrd】A firm promise【企画】 (ページ12)

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視点戻ります。

｢まだかなぁ｣
オス｢きっともうすぐ帰ってくるって｣

隣で一緒に仲間の帰りを待つのは
私と同じく留守番組のマンちゃん
そわそわと落ち着かない私を宥めてくれている

すると、車の止まる音が外から聞こえて
椅子を転がしながら立ち上がり、扉に向かう

扉の開かれた先に見えたのは私のパーカーを着た彼

｢ゾムっ！｣
ゾム｢おわっ、と｣

抱きついてみせると見事に受け止めてくれた
嬉しくてニヤけながらも顔を見上げる

｢お帰りなさい！｣
ゾム｢ん、ただいま｣

彼の姿を確認して、傷一つ無いことに安心する
所々に付いている血は返り血だろう

ゾム｢これ洗ってから返すわ｣
｢別にいいよ？私洗うし、｣
ゾム｢ええから、俺のも同じタイミングで返して｣
｢ん、分かった｣

返事をするとスッとゾムの手が私の頬に添えられた
そのまま彼の顔が近づいて・・・

｢～っ！？｣
ゾム｢はー、やっとA充電出来たわ｣

熱くなる顔を抑えながらゾムを睨みつける
と、周りからガヤが飛んでくる

トン｢そういうのは部屋でやってもらえますかね｣
グル｢今日のMVPだから大目に見てやれ｣
オス｢あー、俺もそんな相手欲しいー｣

ゾム｢Aはやらんからな｣
｢もう！ゾム！｣

グッと抱き寄せられて余計に顔が熱くなる

ゾム｢怪我せんって約束守ったんやから、これぐらいええやん｣
｢それとこれとは話が別なんですー！！！｣

私の叫び声が虚しく響いた。