青感染 2 (ページ47)

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そして、いよいよその日がやって来た

すでに翔太と連絡をし、決戦の場所は決めてある

決めた時間の十分程前に俺たちEl Doradoが先に到着した、相手を待つこの時間も悪くないからな…それは普段でもそうだけど

そして時間丁度にIrisの奴らがやって来た……ぴったりの登場も相変わらずだな

深「おい、うちのトップ待たせてんじゃねぇよ」

阿「はぁ？別に遅れたわけじゃないんだから良いでしょ、ちっちゃいなぁ…」

深「なっ…！？」

照「落ち着けふっか、こんな分かりやすい挑発に乗ってんじゃねぇよ馬鹿」

深「…悪い」

舘「時間より少し早めに来るのはとても紳士的ですからねそれはとても良いと思います…ただ、相手より先に来ると自分達の方が弱いと言ってるようなものですけど」

佐「何だと！？褒めたかと思ったら貶しやがってよぉ！」

翔「どうでも良い話してんじゃねぇよ」

舘「…ゴメン」

佐「表情一つ変えずに……こわいっ」

翔「…照」

照「何だ」

翔「手加減なし、温まったらいつでも呼んで、その時が勝負だから」

照「…分かった、まぁ今からでも良いけどな」

翔「フッ…今の状態じゃ無理だよ」

照「何…？」

翔「ちゃんと気持ち整えて、やれる覚悟決めてから来てもらわないと、俺もつまらないから」

照「っ！、舐めんじゃねぇよ……行くぞお前らぁ！！」

「オーーーイッ！！」

翔「照にさえ手出さなかったら後は幾らでも暴れてくれて良いからね」

阿「了解！」

舘「…行くぞ！！」

こうして今ここ東京を誇るチーム二つの乱闘が始まった

まさにチーム総出で、この場所にして良かったと思う、どちらかの拠点でやった日には拠点無くなってるわ笑

Irisの下っ端を片っ端からやっつけて、ようやくどこか固まってた身体も解れてきた

照「よし……翔太！！」

翔「っ！……来いよ、いつでも！！」

端から見ればまさに頂上決戦のようなもの、さっきまで聞こえてたはずの周りの雄叫びも何も俺の耳には聞こえてこない

翔太とこうしてタイマンするのは実に十年ぶりくらい、翔太に色々と教わってそれの実践ということで翔太と一戦やらせてもらった

…しかしその時は完敗だった、やり始めたばかりの俺に比べたらすでに長けている翔太に敵うはずもなくて、悔しい思いをしたことを覚えている

でも今は違う、あの時よりも翔太の動きが読めるようになっているし、翔太の弱点もよく分かる

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