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しかし、朝になるまで翔太は寝室に入ってこなかった
…ヤバい、さすがにこれはやり過ぎた、絶対怒ってる、もう一生目も合わせてくれないかも
いろんな感情が頭をよぎったけれど、とりあえず腹も減ってるし朝食を作ろうとリビングに出ると
照「…あっ」
翔太がソファで寝ているのを見つけた
あれからふっかが帰ったのかどうかも確認せずここで寝たのかと思うと、本当に申し訳ない気持ちになる
今日一日は翔太のために何でもしてあげよう……それで許されるはずも無いんだけど、できる限りの事を…
俺が、ちゃんと翔太の事を想ってるって証明しないと
そんなことを考えながらキッチンで一人料理をしていると
翔「…照？」
照「っ！、翔太……おはよう」
翔「…おはよ、何作ってるの？」
照「えっと、フレンチトースト」
翔「へぇ…おいしそ」
照「っ…翔太？」
翔「ん？……あっ、ゴメン邪魔だよね、向こうで待ってるわ」
照「え、あっ……翔太！」
翔「…ん？」
照「あの…昨日は、ホントにごめん！」
翔「えっ、」
照「その、別にふっかとは何にも無いんだ、その、ただ……最近、翔太が異様に冷たいというか、素っ気ないというか…
もしかして、俺の事嫌いになったんじゃないかって思って……もし、俺がこうして違う誰かと一緒に居たりしてる所を見てちょっとでも嫉妬してくれたらって
また、もう一度俺の事見てくれたらなって……ゴメン、俺が間違ってた、浅はかだったよ」
翔「……それは、こっちのセリフだよ」
照「えっ？」
翔「照、俺に何回も好きとか愛してるとかそういう言葉かけてくれるけど、でも素直に喜べないんだよ、だって……照は、俺だけの照じゃないから」
照「何言って…俺は、翔太だけだよ？」
翔「…いつもそうだよ、照はいつだって俺が一番だって言ってくれる、それは俺も同じ……でも、周りかしたらそうじゃないんだよ
照にはふっかっていう最強のシンメが居るし、仕事のおかげで事務所とかの垣根も越えていろんな人と付き合いがあるじゃん、Snow Manとしてはありがたいことかも知れないけど…俺にとっては拷問も同然だよ
何で？って……照の事は俺が一番分かってるのに…どうしていつも俺は一番になれないの…！？」
照「っ、でも翔太、俺にとっては翔太はずっと一番だよ？他の誰でもない翔太が」
翔「うん、だから……俺は、一生照の事を想っていようって決めたんだ」
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作者名：莎々 | 作成日時：2022年2月27日 16時
