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翔「？…あっ、おはよう」
照「えっ、なに、コンタクトじゃん」
翔「あっ…うん」
照「何で急に？」
翔「いやっ…」
照「去年あれだけ言ってもつけてこなかったくせに何だよ」
翔「…気が、変わったから」
照「はぁ？」
翔「良いだろ別に！…ホントは、嫌だけど…」
照「……」
翔「っ、そんな見るなよ」
照「いや……正解だなって思って」
翔「えっ」
照「やっぱそっちが良い、表情もよく見えるし」
翔「…そう、かな」
照「そうだよ」
翔「……」
照「ねぇ、それってワンデー？」
翔「え？うん」
照「そっかぁ」
良かった、今年も翔太と一緒に居られるんだ
思えば去年数え切れない程翔太の事考えてたと思う
翔太と過ごした時間を家族とかに話すなんて日常茶飯事
思い返すと当時の俺って中々だった気がする
こんなにも翔太の事ばかり考えて、翔太と居られたらそれだけで嬉しくて
これちょっとした依存症みたいな感じだよなｗ
でも、それくらい俺は翔太の事を想っていたのかも知れない
季節は夏
俺らの高校は夏休みが明けるとすぐに文化祭がやってくる
そのため休暇期間にみんなで学校に集まり準備を進める
俺らのクラスは文化祭にはありがちな教室での飲食店を開くことにした
準備はそれなりに進み今日は教室の飾り付け
分担して作業を進めていってた、そんな中
「ねぇ！週末ここ行かない？」
「ん？…おっ祭りじゃん！」
「せっかくだからクラスみんなで行こうよぉ」
「お〜良いじゃん！」
「基本強制参加でよろしくぅ〜」
「はぁ？マジかよ」
「あっ、あと来るなら浴衣着て来てねぇ〜」
「浴衣ぁ？あるかなぁ…」
照「祭りかぁ…しばらく行ってないなぁ」
翔「……」
照「行くよね？翔太も」
翔「えっ？…あぁ、うん、照が行くなら」
照「ぇ……翔太は浴衣って、持ってる？」
翔「多分…探せばあるんじゃないかな」
照「そっか…楽しみだな」
そりゃもちろん、翔太と祭りに行ける楽しみ…と
翔太の浴衣姿が見れるのか、という楽しみと、半々
てか、俺が行くなら行くって…可愛すぎかよ
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作者名：莎々 | 作成日時：2021年10月3日 14時
