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正直俺だってどうしたら良いのか分からない
いきなり入院しろと言われて、不安にならないわけがない
でも俺までそんな感情になってたら余計に翔太を不安にさせる
だからなんとか頑張って気持ちを下げないようにって思ってたのに…
照「分かった、良いよ？気が済むまで居てあげる」
翔「…ありがと」
俺の中で今出せる最高の笑顔で翔太に向き合った
その間翔太はずっと俺の手を握っていた
何てことないように普段と変わらない会話を交わした
面会時間終了ギリギリになりそうだったので、名残惜しさはあるが俺は病室を後にした
行きは居た隣の存在がなくなって歩く帰り道
何とも言えない空しさに心が押しつぶされそうになった
家に帰っても何も応えてくれない
…あれ？俺いつの間にこんな弱くなったんだろう
今の一時間にも満たないくらいの期間だけでこんなにも苦しくて悲しいなんて…
今までの俺ではあり得ないことだった
俺の中で、翔太の存在がどれほど大きかったかを感じる
でも泣くわけにはいかない
必死に涙をこらえ、明日のために必要な荷物をまとめる
…明日仕事休ませてもらおうかなぁ
いや、連日休むのはさすがに申し訳ないな
仕事終わりでも行けるかな、そんなことを考えながら手を進めていたらいつの間にか晩飯まで作りきってしまっていた
照「…やば」
さすがにこれは自分でも驚いた…だけど
照「…これどう考えても二人分だよな」
毎日のようにやっていたら染みついてしまっているものだ
それがまたほぼ無意識の中でやっているとするならば、さらに勝手にこの量が出来上がってしまう
翔太が入院する間は頑張って一人分作る努力をしよう
翌日
いつも通り出勤した後、ジムが開く前に店長に話をしに行った
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作者名：莎々 | 作成日時：2021年10月3日 14時
