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照「俺は、翔太と結婚したい」
翔「っ！」
照「こんな俺らのこと認めてくれる人なんか、ほぼ居ないと思う
第一、結婚したということを示してくれる婚姻届だって出せないし、教会で誓うことも出来ない」
翔「……」
照「でも、翔太は俺にとって唯一無二の存在なんだよ
初めてこんなにも人を好きになれた、翔太の代わりなんていないんだよ」
翔「…ホントに良いの？」
照「えっ？」
翔「俺…怖いよ」
照「何が」
翔「分かんないけど、怖いんだよ！今はそう言ってても…いつか、離れちゃいそうで…」
そういうと翔太はソファの上でギュッと縮こまってしまった
その手は微かに震えていた
照「怖がんなよ、不安になるなって」
翔「そんなの、無理だって…」
照「……翔太、こっち向いて？」
そう言うとゆっくりと顔を上げる翔太
今にも零れそうなほどに翔太の目からは涙が溢れていた
それを手で掬ってあげた後、額にキスを落とした
翔「っ…照？」
照「絶対、どこにも行かない」
翔「なんで、どっからそんな自信湧いてくるんだよ…」
照「それは…これかな」
翔「…なに？これ」
照「プレゼント…って言ったらいいのかな」
翔「へっ？」
照「ふふっ、開けてみて」
翔「…？」
渡した箱をゆっくりと開ける翔太
中身は
翔「えっ…指輪？」
照「う〜ん…指輪だけど指輪じゃない」
翔「ん？」
照「これね、ネックレスなんだ」
翔「えっ、あっホントだ」
照「普段はネックレスでいうところのストーンとかの代わりとして、
まぁ時にはこっから外してつけるのも良しって、感じ？」
翔「えっ…え、サイズいつ計ったの？」
照「計ってないけど」
翔「はっ？」
照「大丈夫、間違いないよ」
そう言って俺は一度そのチェーンから指輪を外した
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作者名：莎々 | 作成日時：2021年10月3日 14時
