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かなり気がかりなことばかりだが
翔太がそう言うのであればと、俺は学校に向かった
ただもう心配すぎて逐一連絡してた気がする
ちゃんとご飯食べた？とか、問題なく学校行けた？とか、今苦しくない？とか
…この連絡は早速後悔することになるけれど
その日も俺は先に帰ってきて夕飯の準備をしていた
翔太の体調のことも気になったからできるだけ優しい味付けにしようとか、そんなことを考えながら
ガチャ、という音がして翔太が入ってくる
照「お帰り、体調どう？」
翔「…大丈夫」
照「今日夕飯あっさり系にしといたけど、食べれそう？」
翔「…うん、食べれる」
照「…？」
何か様子が変
やっぱりどこか調子悪いのかな…
心配になって料理していた手を止め翔太の元に向かう
照「翔太？」
翔「ん？」
照「大丈夫？」
翔「…うん」
照「でも、なんか顔色悪く見えるけど」
翔「そんなこと、ない」
照「ホントに？やっぱりどこか」
翔「もう良いって！！」
照「っ！…翔太？」
翔「もう…やめて」
照「えっ、何が？」
翔「…俺、嫌なの」
照「…？」
翔「そうやって…気遣われるの」
照「えっ」
翔「俺さ、分かりやすい気遣いほど受けてしんどいもの無いと思ってんだ」
照「……」
翔「…今だってそう、喘息持ってるって分かると分かりやすく接し方変えるじゃん」
照「うっ」
翔「照は優しいし、ホントに俺のこと心配してくれて言ってるのは分かってるよ？
でも…だからこそ、今まで通りにして欲しいんだ」
照「……ゴメン翔太、次からは気をつけるよ」
翔「…うん、ありがと」
照「とはいっても夕飯のメニューは変えれないけどね」
翔「うん、それは大丈夫」
照「じゃあちょっと待ってて、もうすぐ出来るから」
翔「うん、着替えてくるぅ」
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作者名：莎々 | 作成日時：2021年10月3日 14時
