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それによって週の半分くらいは夜遅くまで学校に残らないといけないらしくて
俺毎回心配になってるんだよね…
何事もなく帰ってきて欲しいんだよ
だって、あの翔太だよ？
いつ何時なにに巻き込まれるか分かんないじゃん
アイツ自覚してないもん、自分の魅力
一応一回言ったんだよ、遅くなる時駅まで迎え行こうか？って
そしたら
翔「なにｗ俺はか弱い女の子ですか？ｗ」
って凄い馬鹿にするような顔で言ってきた
こっちは心配だから言ってんのにさぁ…酷くない？
…そんな感じで基本飯は俺が、それ以外のは翔太メインに時には俺もやってという家事分担をしている
そんな日々を送っていた頃
全ての始まりである出来事が起こったのだ
その日は二人とも同じタイミングで家を出る曜日
さっき違うタイミングで出るって言ったけど、それを考慮してお互い寝室は別にある
でも一緒に出る時は基本同じような時間で起きるから部屋から出てすぐ鉢合わせる事はよくある
あるんだけど…
今日は翔太が全く起きてこない
さすがの翔太もギリギリまで寝るなんて事はしないからもう起きてもおかしくないんだけど…
普段は気にしないけれどさすがに心配になったので部屋に向かった
照「翔太？起きてる？」
反応無し
あれ、マジで寝てんのかな
仕方がないので返事を待たずに部屋に入った
…すると
どうやら頭まで布団を被っているようだが…どこか様子が変
間違いなくこれは寝てない
だってそれなりにその盛り上がってる布団が動いているのが分かる
そして…かすかに聞こえる咳き込む音
照「翔太？おい、どうした？」
翔「エホッゴホッ……ひ、か…」
照「翔太！？」
翔「はっ……はぁ…くるしっ…」
照「えっ？」
とりあえずと思い翔太の額に手を当てるが熱が高いわけでもない
時折苦しいのか胸を押さえていて
…まさかと思った
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作者名：莎々 | 作成日時：2021年10月3日 14時
