Red Thread (ページ11)

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そしていよいよ合格発表日

　
先に結果が出されるのは俺が受けた方の大学

　
この頃は…というか今もやってる所はやってると思うけど

　
実際に大学に赴き自分の番号があるかどうかを確認しに行ったのだ

　
不安とかそういうのもあり道中気を紛らすためにと翔太にも付き合って貰って

　
大学に着き番号を確認しに行く

　
翔「……あっ」

照「……」

翔「…どうだった？」

照「…うぅ～」

翔「えっ、」

照「あったよ、番号！」

翔「なっ、もう、マジで一瞬落ちたのかと思ったじゃん！」

照「ヘヘッ、ゴメンゴメン」

翔「もぉ…でも、良かった、おめでとう」

照「ありがと」

　
俺は無事合格

　
翔太の合格発表日はその約一週間後

　
出来たら来て欲しい、と頼まれてしまったら行くしか無いでしょ

　
人混みから離れたところで翔太が戻ってくるのを待つ

　
照「…おっ、おかえり」

翔「…ただいま」

照「どうだった？」

翔「……まるっ！」

　
なんて頭上で大きな丸を作る翔太

　
…くっそ、可愛すぎだろ

　
我慢できず俺は翔太に思いっきり抱きつきに行った

　
そしてその勢いのまま翔太を持ち上げてぐるぐる回った

　
翔「うわっ！ちょっ、やめっ！怖いって！」

照「へへ…おめでとう翔太」

翔「…うん、ありがと」

　
俺らは無事志望していた大学に合格した

　
それからというもの、一つ悩みが出来てしまった

　
決して実家から通えない範囲ではないけれどもう少し近い場所に住んだ方が楽なのではないか、と

　
今だと電車に乗ってそれなりの駅数越えないと大学の最寄り駅には着かない状態

　
どうしたものかなぁ…と考えていた時

　
…どうやら翔太も同じ事を思っていたらしく

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